疲れ目にはどのような原因が考えられるのかを解説します。

投稿日:2025年11月12日
最終更新日:2025年11月19日

疲れ目にはどのような原因があるのか?



現代社会では、スマートフォンやパソコンを1日中見続けることが当たり前になりました。テレワークやオンライン授業が増え、画面と向き合う時間はかつてないほど長くなっています。

この環境下で、疲れ目を訴える人が増えています。ですがなぜ、スマホやパソコンの長時間使用が増えるとともに、疲れ目を訴える人も増えていくのでしょうか。

その原因を解説するために、まずは目のピント合わせがどのように行われているかをお話します。

近距離に目のピントを合わせるには、目のピント合わせを担う毛様体筋が力を発揮し続ける必要があります。目のピント調節は、毛様体筋が水晶体の厚みを変えることで行われているのです。

遠くを見るときは筋肉が緩み、水晶体が薄くなります。逆に近くを見るときは筋肉が収縮し、水晶体を厚くして焦点を合わせます。

目の構造上、近くを見る時のほうが筋肉に負担がかかるのです。

長時間近距離で作業を続けると、この毛様体筋が収縮しっぱなしの状態になります。そうして毛様体筋が緊張し続ければ、毛様体筋は次第に消耗して力を発揮するのが難しくなっていきます。


その結果、目のピント調節を担う毛様体筋が常に緊張状態となり、目の奥の痛みや焦点の合いにくさを感じるようになります。これが疲れ目の原因です。

さらに、血行不良やドライアイが重なると、網膜への酸素供給が不十分になり、目の細胞がダメージを受けることもあります。

これが長期間続けば、本格的な視力低下や老眼の早期化へとつながります。疲れ目をたかが疲れと軽視することは、将来の視力を失うリスクを抱えることにつながります。

このような疲れ目の症状は近距離作業を長時間行うことで起こるもののため、以前は読書や手元で行う細かい作業が多い人になりやすかったものです。

しかしスマホやパソコンも近距離作業であり、近年は仕事とプライベートの両方でこれらの機器の使用割合が増えているため、それに伴い疲れ目を訴える人が増えてきているのです。

またデジタル機器については近距離作業のほかに、液晶画面から発せられるブルーライトの問題もあります。

パソコンやスマートフォン、タブレットなどの画面から発せられるブルーライトは、網膜に強い刺激を与え、目の乾燥や焦点疲労を招きます。

さらに、画面を見つめている間は瞬きの回数が通常の半分以下になるため、涙の分泌が減り、ドライアイが発生しやすくなります。この状態が続くと、目の表面が炎症を起こし、視界がかすむ原因にもなります。

生活習慣の乱れも大きな要因です。睡眠不足や不規則な生活は、目の筋肉の回復を妨げ、疲れを慢性化させます。

特に、就寝前のスマホ使用も要注意です。ブルーライトが脳を刺激し、メラトニンの分泌を妨げることで、睡眠の質を下げてしまいます。眠りが浅くなれば、目の筋肉も十分に休息できません。

疲れ目の原因のほとんどは生活の中にあります。ですから、疲れ目の原因となる生活習慣をひとつひとつ改善していくことが、疲れ目の改善方法になるのです。

ここから先は、疲れ目を予防・改善するための、医師や専門家が推奨する効果的な方法を紹介しましょう。

まず試してほしいのが、目を温めるケアです。蒸しタオルや温熱アイマスクで目を温めると、血行が促進され、毛様体筋の緊張がほぐれます。

疲れを感じたときや寝る前に数分間温めるだけで、目の奥の重だるさが軽減されます。

次に大切なのは、遠くを見る習慣を持つことです。1時間に1回は画面から目を離し、10メートル以上離れた景色を20秒ほど見ることを意識してみましょう。

近距離に固定されていたピントをリセットすることで、毛様体筋をリラックスさせることができます。

また、食事も重要です。目の健康を守るためには、ルテイン、ビタミンA、アスタキサンチンなどの栄養素を積極的に摂ることが推奨されています。

ルテインはほうれん草やブロッコリーに多く含まれ、ブルーライトによるダメージから網膜を保護します。ビタミンAは夜盲症を防ぎ、アスタキサンチンは目の血流を改善する働きがあります。

これらの栄養素をバランスよく摂ることが、疲れ目の回復を助けます。

首や肩のストレッチも効果的です。首まわりの筋肉が凝ると、目への血流も悪くなります。軽い運動を取り入れ、血流を促進しましょう。

そして何より、睡眠の質を高めることが大切です。寝る前のスマホ使用を控え、部屋を暗くしてリラックスした状態で眠ることで、目の筋肉の再生が進みます。

疲れ目を根本から防ぐには、日々の生活習慣の改善が欠かせません。しかし現代社会では生活からパソコンやスマートフォンを排除するのは現実的ではありません。

そこでより効果の高い方法として、毛様体筋の緊張やコリをほぐすことができるサロン「目リライト」を活用する方法をご紹介します。

「目リライト」では専用に開発された機器で目元に適切な刺激を与えることで、使いすぎて凝り固まった毛様体筋をほぐし、血行を促進することができます。

その結果、疲れ目の症状が改善し、仮性近視による見えにくさが解消され、近視や老眼の予防にもつながるのです。

「目リライト」の施術はHPで気軽に予約することができますので、日々の生活の中で疲れ目に悩まれている方はまずは一度試してみることをおすすめします。


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