レーシックで起こる副作用について詳しく解説しているページです。

投稿日:2025年08月26日
最終更新日:2025年08月28日

矯正手術で起こる副作用とは?起こりやすい後遺症やその対処法



レーシックは1990年代から世界中で普及し、視力矯正の代表的な手術として知られるようになった手法です。

メガネやコンタクトレンズに頼らず裸眼で快適に生活できることを期待して、多くの人がレーシックを選んでいます。

その一方でレーシックには副作用や後遺症のリスクがあることも事実です。「レーシック難民」という言葉も生まれ、術後に後悔を抱える人も一定数存在することが知られています。

しかし、術後に副作用や後遺症が起こる確率は、事前の準備や術後のケアで減らすことができます。

まず事前準備としてレーシックの基本的な仕組みや手術で起こり得る副作用や後遺症、リスクが高まりやすい人の特徴、後悔しない病院選びのポイントなど、手術を検討する前の確認をしっかり行うことが大切です。

レーシック手術は角膜をレーザーで削ることにより屈折異常を矯正し、裸眼での視力改善を目指す屈折矯正手術の一種です。

近視・遠視・乱視といった屈折異常を改善することが可能であり、眼鏡やコンタクトレンズを日常的に使用する必要がなくなるケースも多く見られます。

手術は点眼麻酔を行ったのち、角膜表面にフラップと呼ばれる薄い膜を作成し、その下にレーザーを照射して角膜の形を削ることで屈折異常を矯正し、最後にフラップを元に戻すという流れです。

片目あたりの所要時間はわずか10分程度で、入院の必要もありません。しかし短時間で済むからといって安全性が完璧に保証されているわけではなく、副作用や後遺症に苦しむ人も存在します。

そのため、手術を受ける前に十分な理解と準備が必要です。

レーシックの代表的な副作用として、まず挙げられるのがドライアイです。角膜を削る際に神経が一時的に損傷を受けることで涙の分泌が減少し、目が乾燥しやすくなるのです。

その結果、ゴロゴロ感や異物感を訴える人が多くいます。この症状は時間の経過とともに改善することが多いですが、中には慢性的に続くケースもあります。

次に、夜間にライトや街灯がにじんで見える「ハロー」や、光がまぶしく見える「グレア」といった症状もよく報告されています。

これらは特に夜間の運転に支障をきたす場合があり、日常生活に影響を及ぼすことも少なくありません。

ハローやグレアのまぶしさを軽減する夜間用眼鏡がありますので、影響が大きい場合は後遺症が落ち着くまでそういった道具で対処することが可能です。

術後に視力が期待どおりに回復しない「矯正不足」や、逆に矯正しすぎて遠視気味になってしまう「過矯正」もリスクのひとつです。

こうした副作用の多くは一時的で時間とともに改善していきますが、一部は長期的に残る場合があり、術前にきちんとリスクを理解することが欠かせません。

副作用や後遺症が起こりやすい人には一定の特徴があります。

たとえば、強度近視(-8.0D以上)の人は角膜を大きく削る必要があるため、術後の安定性が低くなる傾向があります。

また、体質的に角膜が薄い人もリスクが高く、過剰に削ってしまうと角膜拡張症などの合併症につながる可能性があります。

さらに、瞳孔が大きい人は夜間のハローやグレアが出やすく、夜間視力に問題を抱えるケースが少なくありません。

もともとドライアイの傾向がある人は、術後に乾燥症状が悪化するリスクも高いでしょう。

糖尿病や自己免疫疾患といった全身性の病気を持っている人も、術後の回復が遅れたり感染症のリスクが高まる可能性があるため注意が必要です。

こうした個人ごとの体質や特徴を把握するためにも、レーシックを行う前には必ず事前検査が行われます。

その際に疑問は不安点はしっかりと医師に相談することも大切です。術後のケアでも医師とのやり取りは続きますし、話しやすく信頼できる医師を選ぶようにしてください。

また検査の結果、レーシックに適応しないと言われてしまうこともあります。そういった場合は、眼内コンタクトレンズ(ICL)やPRKといった他の矯正手術を検討することが推奨されます。

リスクを最小限に抑えるためには、信頼できる眼科で十分な適応検査を受けることが不可欠です。

詳細な適応検査を受け、角膜の厚さや瞳孔径、ドライアイの有無などを正確に測定することで、自分が手術に適しているかどうかを客観的に判断できます。

使用しているレーザー機器が最新かどうかも確認すべき点です。技術の進歩により、従来よりも精度が高く副作用リスクの少ないレーザー機器が開発されているので、導入している設備は安全性に直結します。

さらに、執刀する医師の経験や手術件数も重要です。多くの症例を経験している医師ほど、適切な判断と技術を提供できる可能性が高まります。

万が一、合併症や視力の不安定が起きた場合に備えて、補償制度や再手術の保証があるかどうかも必ず確認しましょう。そして最後に、費用面についても注意が必要です。

極端に安すぎる手術費用は、集客を優先して安全性を軽視している可能性もあるため、単純な価格比較だけで決めるのは避けるべきです。

後悔しないレーシック手術のためには、信頼できる病院選びが何よりも大切です。信頼できる病院の特徴として、まず累計手術件数や年間症例数を公開しているかどうかが挙げられます。

透明性の高い病院は、患者に対して正直である傾向が強いといえるでしょう。カウンセリングの際にリスクをきちんと説明してくれるかどうかも重要です。

メリットばかりを強調してデメリットに触れない病院は注意が必要です。レーシックだけを強く勧める病院よりも、ICLやPRKといった他の選択肢も含めて提案してくれる病院の方が信頼性は高い傾向があります。

自分にとって最適な治療法を一緒に考えてくれるかどうかが、病院選びの大きな判断基準となります。

そしてレーシックの手術後は医師の指示に従い正しいケアを行うようにしてください。このケアが不十分な場合、本来であれば数ヶ月で治るはずの副作用が長引いたり悪化することもあります。

また、レーシックは受けた時点での視力を元に矯正を行うものであるため、その後も目に悪い生活をしていると視力が落ちてしまう可能性があります。

術後の副作用から回復し視力が向上したあとも、目の健康をしっかり意識した生活をしないと高い費用を出して向上した視力がまた落ちてしまいます。

目に過度な負担をかけないよう作業環境を見直したり、目を使う作業をしたあとはゆっくりと目を休めるようにしてください。

また、定期的に目の疲れをスッキリと解消させるサロン「目リライト」に通うこともおすすめです。

「目リライト」は目の周辺マッサージに特化した機器を使用し、目の深層筋肉、毛様体筋にアプローチをしてそのコリをほぐすことが可能です。

毛様体筋が疲れて凝り固まっていると目のピント調整能力が衰えてしまうため、しっかりとコリをほぐして目の疲れを解消することで視力維持の効果が期待できます。

「目リライト」の施術はwebサイトで予約を行うことができますので、目の健康維持に一度は通うことをおすすめいたします。


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