レーシックのリスクについて詳しく解説しておりますので、参考にしてください。

投稿日:2025年07月29日
最終更新日:2025年07月30日

手術にはどのようなリスクがあるのか?



レーシックは、近視・遠視・乱視といった屈折異常を角膜の形状をレーザーで調整することで補正し、裸眼での快適な視生活を取り戻す先進的な視力回復手術です。

レーシック手術は角膜表面に「フラップ」と呼ばれる薄い層を作成し、その下の角膜実質にエキシマレーザーを照射、その後フラップを戻すという流れで行われます。

両目合わせて15~30分程度、痛みも少なく日帰りで受けられるため、眼鏡やコンタクトレンズの煩わしさから解放されたい方に非常に人気があります。

しかし、レーシックにはメリットがある一方で、リスクも存在します。

ここでは、視力回復を真剣に検討している方に向けて、代表的なリスクをいくつか挙げ、それぞれの注意点やリスク管理、そして安心して手術に臨むためのポイントを徹底的に整理しました。

まずもっとも多く報告されているリスクがドライアイです。レーシック手術によって角膜表面の神経が一時的に切断されるため、涙の分泌が減少して目に乾きや異物感を生じやすくなってしまうのです。

通常は数週間から数ヶ月で自然回復しますが、もともと乾燥しやすい体質の方やパソコン作業を多く行う方では、慢性的に続くケースもあります。

これを防ぐためには、術前に涙の量を測定する検査を受け、リスクが高い人は挿し涙や加湿環境の工夫、必要に応じて専門医によるケアが可能かどうかを確認しておくことが重要です。

また体質的なリスクは低くても、レーシックの手法上、術後しばらくのあいだドライアイになりやすくなるのは誰であっても同じです。

そのため、医師に指示されたケアをしっかり行うようにしないと、体質的なリスクが低い人でもドライアイになってしまいます。

しっかりとケアを行わなかった場合、ドライアイの症状の悪化や慢性化によってレーシック手術前より不便な生活になってしまうこともあります。

定期的な点眼や生活の注意点など、面倒なことも多いかもしれませんが、その後の快適な生活のためにケアはしっかり行うようにしてください。

次に気をつけたいのがハロー・グレアなどの視覚異常です。夜間や暗所で車のライトがギラつく、光の周囲に輪ができて見えるなど、日常生活に支障をきたす症状が出ることがあります。

特に瞳孔が大きい方や高度な屈折矯正が必要なケースで発症率が高く、夜間の運転に影響が出る恐れもあります。

最近は波面技術やパーソナライズされたレーザー照射によってリスクを軽減できる手術方式も登場しており、術前の精密検査で自分に合った最新技術を選べるかどうかがカギになります。

自分の状況にあった手術法を選んでも多少の症状は出る場合があります。術前の対策が最も重要ではありますが、それでも症状が出てしまった場合は専用のメガネが検討されます。

ハロー・グレア対策として夜間専用のメガネや遮光眼鏡が有効な場合がありますので、医師と相談しながら対策を行うようにしてください。

視力が理想通りに補正されない過矯正や視力の不安定性もリスクのひとつです。手術直後には視力が快調でも、時間の経過とともに低下したり、理想の視力に到達しなかったりする場合があります。

角膜の厚さや形状には個人差が大きいため、希望する矯正幅によっては角膜が薄くなりすぎてしまう懸念もあります。

レーシックのリスクを軽減するためには、術前にしっかりとした適応検査を受け、自分の角膜に最も適した術式を提案してくれるクリニックを選ぶことが重要です。

さらに若年層ではその後の視力変化も起こりやすく、場合によっては再手術が必要となるケースもあります。

これらのリスクに対しては、状況に合わせた対処が複数考えられます。

まず若年層のリスク変化に対しては、レーシックを行うのを一定の年齢まで待つことが有効です。一般的には18歳以上からとされています。

より安定を求めるのであれば20歳以上で1年以上視力に大きな変化がなく安定している状態であることが推奨されます。

時間の経過とともに発生する視力の低下は、レーシック後の生活に問題がある人が多いです。というのも、レーシックはその時点での視力を検査し、正常視力に戻すものであり、永久的な正常視力を保証するものではありません。

そのため、レーシック後に目に負担のかかる生活をしていたり、ケアを怠っているとせっかく上がった視力が再び下がっていってしまうことがあるのです。

これらに加えて、角膜の形状の乱れから生じる見え方のムラ、小さな感染症、稀ではありますが角膜拡張(ケラトエクタシア)のような深刻な合併症もゼロではありません。

術者の経験や技術、それに手術機器の精度に左右されるため、技術力やクリニックの実績、再手術・アフターケア体制などにも着目して慎重に選ぶ必要があります。

これらのリスクを考慮し、手術を行うにあたっては価格の安さだけで判断せず、トータルコストや対応力を見ることが重要です。

状況によってはレーシック以外の選択肢も考える必要があるでしょう。例えば「ICL(眼内コンタクトレンズ挿入)」という方法があります。

ICLは角膜を削らず、目の中にレンズを挿入する方法であり、可逆性がある点が最大のメリットです。

視力の変化や副作用への対応が容易で、特に角膜が薄い方、ドライアイのリスクがある方、将来的に視力変化の可能性がある若い世代に向いています。

レーシックとICL、あるいは他の最新治療法を含め、複数の選択肢を比較しながら、自分の生活スタイル、ライフステージ、価値観に合った方法を選ぶことが、後悔しない視力回復への第一歩となります。

またどのような方法を取ったにしても、矯正手術は基本的に検査時点での視力を基に矯正を行うため、その後目に負担の大きい生活をしていれば再び視力が下がってしまう場合があります。

目を酷使する作業は適切な小休憩を確保するようにしたり、作業後はしっかりと目を休める時間を取ったり、作業時に負担をできるだけ小さくできるような環境作りが重要です。

合わせて、目の疲れをしっかりと解消できるサロン「目リライト」を活用することもお勧めです。

「目リライト」では目のピント調整を担う深層筋肉、毛様体筋に適切なアプローチをし、疲れにより緊張した筋肉のコリをほぐすことが可能です。

毛様体筋の緊張をやわらげ、そのコリをほぐすことにより目の疲れが解消され、目のピントが合うようになり、視力回復や維持に一定の効果が期待できるのです。

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