レーシックとはどのような仕組みなのか解説しております。

投稿日:2024年12月11日
最終更新日:2024年12月17日

レーシックとはどのような仕組みで視力が回復するのか!?



レーシックとは屈折異常による視力低下に対応している視力矯正手術で、主に近視、遠視、乱視などに対して行うことが可能です。

レーシックとは「レーザーを角膜に照射し、修正する」という意味の英文「Laser-Assisted In Situ Keratomileusis」から頭文字を取った略称になっています。

その名の通り、レーシックとはレーザーを角膜に照射し、角膜を適切に削ることで屈折異常によって正しい位置で結ばれなくなった焦点を、正しい位置で焦点が結ばれるように屈折角度を調整する手法です。

この手術は1980年代に開発され、1990年代から日本で普及し始め、それから爆発的に広がりました。

短時間で完了して回復も早く、メガネやコンタクトレンズを手放して裸眼でクリアな視界を得ることができるため、多くの人々に選ばれる視力矯正法になっています。

次に、レーシックとはどのような流れで進められていく手術なのかをお話します。

まずは眼科医に相談・どのくらいの視力になりたいかなどを伝えてすり合わせを行うとともに、適応検査を行います。

適応検査とはその人の症状や体質がこの手法の視力矯正に適応しているかどうかを確認する検査です。

レーシックとは角膜を削って目に入ってくる光の屈折を調整する手法であるとお話しました。つまり、角膜が削れる状態でないとこの手術は行えないのです。

また矯正するべき度数が強いほど削らなければならない角膜の量も増えていくため、一定以上の度数の場合はこの手法では対応できません。そのほか、体質的に角膜が薄い人も行えない場合があります。

適応検査で特に問題がなければ、多くのクリニックでは数日後、早いところではその日のうちに手術に入ります。

レーシックの手術時間自体は片眼10分ほどでそれほど時間がかかるものではありません。検査も1~2時間ほどで完了できるため、即日手術を謡っているクリニックもあるのです。

早く完了できるのは魅力的ですが、コンタクトレンズを使用している方は注意が必要です。コンタクトレンズは眼球に直接装着するため、角膜に影響を与えてしまいます。

手術前数日間はコンタクトレンズを着用しないほうがいいとされていますので、検査から数日置いて手術を行うところに行くか、予約日の前数日はコンタクトレンズを装着しないで生活するようにしてください。

手術に入ると、まず点眼麻酔を行います。麻酔が効いたのち、開眼器でまぶたを開き、角膜の一番表面にある角膜上皮を開いて蓋を作ります。

この蓋をフラップと呼び、レーザーを照射するのはその下の角質実質層という部分です。事前に行った検査で得たデータを基にレーザーの設定を行い、角膜を適切に削り、視力を調整します。

最後に、フラップを閉じ、点眼消毒をして手術は完了となります。このフラップは再生力の高い細胞で構成されており、閉じていればそのうち自然に接着します。

縫合の必要がないため患者の負担が少なく、時間も10分程度と非常に短く済むのです。

またレーシックで使用するレーザー機器はどんどん進化していて、最新のレーザー機器ではより詳細で精密な設定が行えるようになり、一人一人の目の特性に細かく合わせた調整が可能になっています。

眼球は球状ですが完璧な球というわけではなく、その形状は人によって微細な違いがあります。このごくわずかな違いも設定することができるのです。

また、先ほど説明したフラップを作成せずに角膜を削ることでさらに回復が早く、またレーシック後のデメリットとして知られているドライアイになる確率を下げる手法も生まれています。

最新機器を使用する分従来のやり方の物に比べると高額になりますが、術後の快適な生活を考えると十分に検討の余地があるでしょう。

ここまでレーシックによる視力矯正の利点をお話してきましたが、注意することもあります。

レーシックとは角膜を削る手法であり、言い換えれば意図的に眼球に傷をつける手法でもあります。もちろん健康上の問題が起きないよう最善の注意はされていますが、どうしても起こってしまう後遺症もあります。

それがドライアイです。術後は涙の分泌量が減り、傷が回復するまでドライアイになりやすくなってしまうのです。

ドライアイになりやすい期間は数ヶ月から半年ほどとされていますが、この間にきちんとケアを行っていないとドライアイが悪化・慢性化してしまうこともあります。

また、レーシックとは検査時点の視力を基に矯正を行う手術のため、その後また近視や乱視が進行し視力が低下してしまう可能性があります。

視力が回復したからと言って、絶対にその視力が維持され続けるわけではないのです。そこで自らの努力で視力の維持を行う必要があります。

やることはシンプルで、目が悪くなると言われるような行動を避けることです。具体的には長時間デジタル機器の画面を見続けることや、近いところばかり見ないこと、適切な休憩を取ることなどが挙げられます。

特に目の疲労は溜め込むと一時的な視力低下が起こり、疲労状態が続くとそのまま視力が低下していってしまいます。

回復した視力を維持するために、眼精疲労サロン「目リライト」で定期的に目の疲れをスッキリさせることをお勧めします。

「目リライト」では眼精疲労を取ることのできる専用の機器を使用し、目の深層筋肉、毛様体筋にアプローチをして、そのコリをほぐすことができるのです。

その結果、遠視、老眼、近視などによる視力低下を防ぐ効果が期待できます。「目リライト」はHPから予約できますので、ぜひ一度行ってみてください。


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