眼科の視力検査で子供の目の状態を正しく知る必要性についてお話します。

投稿日:2025年06月27日
最終更新日:2025年06月30日

眼科の視力検査でないとわからない、本当の目の状態



近年、小学生の視力低下が深刻な問題として注目されています。

かつては中高生から視力が落ち始めるケースが一般的でしたが、最近では小学校低学年の段階で視力が著しく低下し、小学生の頃から眼鏡をかけている子供も珍しくありません。

こうした視力低下の背景には、スマートフォンやタブレットといったデジタル機器の普及、そして外遊びの時間の減少といった現代的な生活習慣の変化が大きく関係しています。

特にスマートフォンや携帯型ゲーム機のような小さな画面を近距離で長時間見続ける行為は、子供の目にとって非常に大きな負担となり、近視を進行させる原因となります。

また、外遊びが減ることで自然光を浴びる機会が減ると、目の成長や調整力に必要な刺激が不足し、視力の正常な発達が妨げられてしまいます。

さらにコロナ禍以降、オンライン授業の増加や外出自粛によって、屋内で過ごす時間が一層長くなり、この傾向はますます強まっています。

子供の視力が低下すると、生活にさまざまな支障をきたします。たとえば黒板の文字が見えにくくなれば、授業中の理解力が落ち、学習意欲の低下にもつながります。

また、ノートや教科書を読む際に目を細めたり、顔を本に近づけたりするようになると、姿勢が悪くなったり集中力が続かなくなったりすることもあります。

さらには、自分だけが眼鏡をかけていることを気にして人前で話すのが苦手になるなど、視力の問題が心理面にも影響を与えることがあります。

子供にとって「よく見える」ということは、学ぶ・遊ぶ・感じるといったあらゆる活動の基礎に関わる重要な機能であり、視力の低下はそのすべてに影を落とすリスクを孕んでいるのです。

では、視力低下を早期に発見するにはどうすれば良いのでしょうか。まずは日常の観察をしっかり行うことが重要です。

たとえば、テレビを以前よりも近くで見たがるようになった、黒板の文字を目を細めて見ている、本を読むときに顔を近づけている、宿題や読書を嫌がるようになったといった行動です。

これらの行動は視力に異常があるから以前と同じ距離では見づらくなった、文字が見づらくなったから宿題や読書も辛くなったというような理由からかもしれません。

子供は自分の目の状態を正しく把握できていないことが多いため、親が異変に気づいてあげることが大切です。

日頃から子供の行動やしぐさを丁寧に見守り、「なんとなく様子がおかしい」と思ったら、ためらわず眼科を受診することが求められます。

学校での視力検査は頻度がそれほど多くなく、また眼科で行うものと比較すると簡易的なものとなります。視力低下と一口に言っても原因や状況は様々にあり、学校の視力検査では気づけない場合もあります。

学校の視力検査で要注意や眼科での詳細検査が必要と判断されたらもちろん、早急に眼科に行く必要があります。

しかし日常の中で子供の様子がおかしいと感じた時も、親の判断で早めに眼科を受信し、正確な視力検査を行うようにするのが、子供の目の健康を守るために必要な行動となります。

特に成長期の子供は神経系の発達が活発であるため、正しい時期に適切な治療を行えば、視力を回復させることも期待できます。

眼科では視力検査の結果をもとに、専門医のアドバイスを受けて対処を行うことができます。これは早期発見・早期対処という点で非常に重要です。

また軽度の乱視や、片目だけ見えづらくなっているなどの場合、両目と脳の機能で補ってしまい、親の観察だけではわかりづらい場合があります。

できれば学校の視力検査とは別に、定期的に眼科に通い視力検査を行うほうが良いでしょう。

眼科では学校の視力検査で行うランドルト環に加えて、オートレフという自動屈折検査機を使って目の度数や状態を数値で把握したり、斜視や乱視などの異常も見逃さずに確認することができます。

将来に渡り子供の目の健康を守るためにも、目の異常は早めに発見し、対処することが重要なのです。

もし視力に問題があると診断された場合、眼鏡の処方が第一の選択肢となります。ですが子供の視力は成長に伴って変動するため、一度眼鏡を作ったからといって終わりではありません。

定期的に視力をチェックし、度数の見直しを行うことが必要です。また、近視だけでなく、弱視や斜視といった目の病気が見つかるケースもあります。

この場合、アイパッチと呼ばれる視力トレーニングや、両眼視機能を高めるための訓練など、子供の年齢や症状に応じた対応が行われます。

これらの治療は、根気と継続が求められますが、医師や親が一緒になって取り組むことで、十分に成果を上げることが可能です。

また合わせて、日常の中でできる視力維持・回復のためのセルフケアも重要です。デジタル機器の使用時間を制限することや、目を使う作業は長時間行わず小休憩をこまめに入れることなど。

さらに、子供の場合は自然光を浴びる時間を増やすことが特に重要となるため、外遊びの時間を作るようにしましょう。

加えて、定期的に目の使いすぎによる疲労をリセットするため「目リライト」サロンを利用するのもおすすめです。

「目リライト」は目の疲れを解消できる目の専門サロンで、目のピント調整能力を担う毛様体筋にアプローチし、その筋肉の緊張やコリをほぐすことができます。

その結果目の疲れが取れ、目のピント合わせ能力も回復し、見えやすさの改善へと繋がります。

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