子供の視力アップのための対策と予防について詳しく解説しております。

投稿日:2025年05月30日
最終更新日:2025年06月02日

我が子の視力アップのためにできること



近年、子供の視力低下が急速に進行しています。特にスマートフォンやゲーム機といったデジタル機器が子供たちの生活に浸透している影響が大きいです。

これらのデジタル機器を使用する際に長時間にわたる近距離での画面視聴が日常化しており、そのような環境で長く過ごすと目に負担が大きく、近視が発症・進行してしまうのです。

文部科学省の調査では、小学生の約3人に1人が視力1.0未満という結果が出ており、その数は年々増加しています。

視力が低下していることに気づくのは、学校の健康診断での指摘がきっかけという家庭も多く、気づいたときには既に視力が大きく落ちていたというケースも少なくありません。

こうした視力低下の原因としてもっとも顕著なのは、先ほどお話した近距離作業の増加です。

スマホやタブレット、ゲーム機を手元で長時間使用することで、目の中の毛様体筋というピント調整を担う筋肉が緊張し続け、やがて柔軟にピントを合わせることができなくなってしまいます。

この状態は「仮性近視」と呼ばれ、一時的な視力低下であるため、早期に適切な対応を取れば回復の見込みがあります。

しかし、放置してしまうと毛様体筋の機能が慢性的に低下し、やがて本格的な近視へと進行してしまうのです。

他の要因としてよく挙げられているのは、外遊びの時間の減少です。

近年では子供の外遊びの時間が減少し、屋外で自然光を浴びながら遠くを見渡すという、目にとって理想的な時間が確保されにくくなっています。

外遊びの時間の減少すると、視力の維持に必要な遠くを見る時間と自然光を浴びる時間の両方が減ってしまい、ふたつの目の健康維持に重要な要素が欠けてしまうことになるのです。

さらに、自然光には近視の進行を抑制する働きがあります。太陽光に含まれる、バイオレットライトと呼ばれる光が近視の進行を抑えてくれるのです。

しかし、デジタル機器の普及や都市開発によって子供が外で遊ぶ時間が減少していたところに、さらに新型コロナウイルスの影響によって外出が制限されてしまいました。

現在ではコロナウイルスの猛威は落ち着いていますが、外出制限時期に増えたオンライン授業やリモート学習は、外出制限解除後も一定数残り、コロナ前より大幅に増えています。

その結果、子供たちは外に出る時間が減り、画面を見る時間が飛躍的に伸びました。デジタル機器の使用時間の増加と屋外活動の減少が同時に起こり、視力低下を加速させる要因となったのです。

このような環境下であっても、子供たちの視力アップをさせることは可能です。デジタル機器の使用や屋外遊びの減少は言い替えれば、生活習慣の変化です。

例えば平日に外で遊ぶことを促したり、休日に家族で外に出かける時間を増やしたり、またバイオレットライトを屋内で浴びることができるようにする医療機器も開発されています。

さらに、バイオレットライトの波長域が含まれたデスクライトというものも販売されています。バイオレットライトは含まれていないものの、自然光デスクライトという自然光に近い光を再現した商品もあります。

これらの商品も駆使しつつ、子供が外で過ごす時間を増やし、視力アップと維持を目指しましょう。

合わせて、デジタル機器の使用をある程度制限することも重要です。デジタル機器の使いすぎによる目への影響をきちんと説明し、使用時間を決めたり、休憩時間を作るよう促すのです。

デジタル機器を1時間使うごとに10分~20分程度の休憩を入れ、その間は遠くを見るようにしたり、瞼を閉じて目を休ませる事を習慣づけましょう。

このように、家庭での生活を見直すことで、視力アップや目の健康維持を促すことができます。

目は一度悪くなってしまうと元に戻るのは難しいと言われています。しかし近視の初期段階は目の酷使が原因となる一時的な視力低下です。

この段階の内にしっかりと対策をして、目に疲れを溜めないようにすれば一時的に落ちた目のピント調整能力も回復し、視力アップが見込めます。

また、視力アップのためには目を休ませるだけでなく、近距離作業によるピントの偏りを戻すための遠近トレーニングや、目の周辺筋肉を鍛える視線移動トレーニングもおすすめです。

遠近トレーニングは簡単に言うと近くと遠くを交互に見ることです。近くと遠くを交互に見ることで目のピント合わせの筋肉が鍛えられ、視力アップに繋がります。

視線移動トレーニングは視線を上下左右に動かすトレーニングで、こちらも目の周辺筋肉を鍛えるための視力アップトレーニングとなります。

簡単なやり方では人差し指を目の前に置いて動かし、その動かした指を視線で追いかける方法があります。他に、8の字を大きめに書いた紙を用意し、8の字をたどるように視線を動かす方法もあります。

視力アップを促すことのできるトレーニングと、目の健康を守る生活習慣で、子供の近視を防ぎましょう。特に生活習慣は親が正しい知識を持ち、子供が自然と正しい行動を選べる環境を整えることが大切です

また、目の疲れを解消し視力アップができる方法として、「目リライト」に通うこともおすすめです。

「目リライト」は目の周辺筋肉、毛様体筋にアプローチし、その筋肉の緊張をほぐし、コリを解消させることができます。

その結果、毛様体筋の酷使による緊張が原因となる仮性近視も解消され、視力アップを期待することができるのです。

「目リライト」の施術は30分ほどで気軽に受けることができます。HPから施術予約ができますので、子供の目の健康が気になる方はぜひ一度試してみてください。


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