ブルーベリーが目に良い効果があるということはデマなの、それとも真実なのか？ 目に良いと言われる理由と根拠をお話します。

目に良いという謳い文句で販売されるサプリのイメージやPRテキストにブルーベリーが使われていることが多くあります。

これはブルーベリーは目に良いと広く信じられているために起こっている現象ですが、気が付いたらブルーベリーがそのように扱われていて、その根拠は知らないという人も多いでしょう。

ブルーベリーが目に良いと言われるようになった起源は1940年代のイギリス空軍の逸話だとされています。

夜間飛行時の成績が良いあるパイロットがブルーベリーを好物としてよく食べており、真似したところ他のパイロットも夜間飛行時の視界向上を実感できたというのです。

この話は瞬く間に世界中に広まり、この果実が視力に良いというイメージが形成されました。今では日本国内でもブルーベリー＝目にいいという認識が広く定着しています。

そのため、視力低下に悩む人に向けた商品の多くがブルーベリーの成分配合を売り文句にしています。また、健康や視力の改善を期待してブルーベリーを日常的に摂取する人も大勢います。

サプリメント、ジュース、ヨーグルトなど、ブルーベリー入りの製品が市場に溢れ、目に効くというキャッチコピーが溢れている現状を見ると、その人気の高さが伺えます。

では、このブルーベリー神話は果たして科学的に正しいのでしょうか。あまりにも騒がれていることで逆に、デマではないかと言う人もいます。

科学的なお話をすると、ブルーベリー自体に目に良い成分が豊富に含まれているのは事実であるため、ブルーベリーが目に良いという話はデマではありません。

ただし一部で言われているように視力が劇的に回復するということはないので、そういった過剰な効果を謳っている宣伝文句はデマだと言えます。

ブルーベリーにはアントシアニンというポリフェノールの一種が豊富に含まれており、この成分には抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、体内で発生する活性酸素を抑え、細胞の老化や損傷を防ぐ働きのことを指します。

目は非常に繊細な器官であり、紫外線やブルーライト、長時間の使用などによってダメージを受けやすいため、アントシアニンのような働きを持つ成分は、目の健康維持をサポートする成分として一定の注目を集めてきました。

アントシアニンが網膜のロドプシン（光を感知するためのタンパク質）の再合成を促進し、暗所での視覚能力を改善するという研究報告もあります。

特に暗順応（暗い環境で目が慣れる能力）に対する改善効果があったという研究も存在します。

しかしこれらはどれも、劇的に視力を回復するものではありません。現在の視力の中で、暗い場所に目が慣れるのが普段より少し早くなったり、疲労が溜まりにくくなるといった効果です。

これらは生活の中で起こる目の疲労からくる見えづらさが起こりにくくする助けになったり、暗い場所に出入りする際の見えやすさの助けにはなりますがそれ以上の効果はないのです。

最近では広告規制もあり、あからさまなデマと思えるような販売文句は減ってきましたが、それでも効果を誤認させるようなデマまがいの表現はゼロにはなっていません。

視力の低下に悩んでいる人が多いからこそ、デマもどきの文言に惹かれてしまう人もおおいのです。

しかし悩んでいる人こそデマではない正しい知識を得て、正しい視力回復方法を知る必要があります。視力は一度大幅に落ちてしまうと劇的な改善は難しいです。

ですが初期段階であればそれ以上の悪化を食い止めることや、多少の視力の向上は可能です。それを実現するためにはデマに近しい大げさな効果を謳ったサプリに頼り切るのではなく、地道な生活の見直しが重要なのです。

視力を守るために本当に必要なのは、ブルーベリーの摂取といった単一のアクションに頼ることではありません。

もっとも効果的で長期的に安定した方法は、目の使い方・生活習慣の改善・バランスの取れた栄養摂取・定期的な眼科受診の4つを総合的に見直すことです。

現代人の多くはスマートフォンやパソコンの使用時間が長く、目に大きな負担をかけています。

その負担を少しでも減らすため、画面を見る距離や部屋の明るさや姿勢などに気をつけたり、20分に一度は20秒間遠くを見る「20-20-20ルール」などの休憩を取り入れることが重要です。

さらに、栄養面ではアントシアニンだけに注目するのではなく、目の健康に有効とされる栄養素をバランスよく摂取することが必要です。

目に良い有名な栄養素としては、ビタミンA（網膜の健康に不可欠）、ルテイン（黄斑部を守る）、ゼアキサンチン（光のダメージから目を保護）、オメガ3脂肪酸（眼球の潤いを保つ）などが挙げられます。

これらの栄養素は緑黄色野菜、青魚、卵、ナッツ類などから摂取することができ、日々の食生活の中で無理なく取り入れることが可能です。

定期的な眼科検診も非常に重要です。視力の低下や目の病気は自覚症状が出にくく、進行して初めて気付くことが多いため、年に1～2回は専門医による検査を受け、早期発見・早期対応に努めましょう。

また、目の疲れを溜めないことも重要です。目の疲れを溜め込むと疲労による消耗から見えづらくなり、放置すると本格的な視力低下に繋がります。

作業の合間や1日の終わりにしっかりを目を休める習慣を作ると良いです。また、定期的に目の疲れを解消する専用サロン「目リライト」に通うのもお勧めです。

「目リライト」では目の深層筋肉、毛様体筋にアプローチをしてその筋肉の緊張をやわらげ、コリをほぐすことができます。

それにより目の疲れを解消させ、疲労によって衰えていた目のピント調整能力を復活させ、視力回復効果を期待することができるのです。

合わせて、きちんと目の疲労を解消することで近視や遠視、老眼などの視力悪化を防ぐ効果も期待できます。

「目リライト」は1回30分ほどの施術なので気軽に立ち寄ることができます。HPから予約できますので、目の健康が気になっている方はぜひ一度試してみて下さい。