乱視軸とはなにか?知識を得て適切な対処をする。
投稿日:2025年05月02日
最終更新日:2025年05月07日
最終更新日:2025年05月07日
乱視とは、角膜や水晶体の形が理想的な球体ではなく、楕円形のように不均一な形状になっていることで、光が網膜に一点で集まらず、物がにじんで見える状態を指します。
私たちの目は、正常な形状であれば光を正確に一点に集め、鮮明な映像として認識できます。ですが乱視のある目では光が複数のポイントに分かれて焦点を結ぶため、物がぼやけたり、二重に見えたりするのです。
この乱視は、ごく軽度であれば脳がある程度補正をしてくれるため気づかないことも多いです。しかし脳や目の負担が増えていることは間違いなく、目が疲れやすくなるなどの症状が出ます。
更に悪化すると、運転中に標識が読みづらい、スマートフォンの文字がぼやけて読みにくい、ぼやけた視界で無理に見ようとするため目が疲れやすくなるなどといった不便が多くなります。
疲れ目から頭痛や肩こりを起こしやすくなることもあり、身体の不調から集中力の低下するといった副次的な問題も発生する可能性があります。
このような乱視を矯正するために知っておかなければならないのが、「軸」です。ここで言う「軸」とは、乱視のズレがどの方向に向いているかを示す角度のことで、一般的には0度から180度の範囲で表されます。
近視や遠視は度数だけで対応できますが、乱視は度数に加えてどの程度ズレているかという軸の角度が正確に測定され、矯正レンズに適用されることが重要なのです。
度数は目から入ってきた光の像を結ぶ焦点距離をどの位置に調整するかという数値であり、光の像が複数結ばれてしまう問題については度数だけでは解決できません。
そのため、軸が適切に補正されていないと、度数が合っていても「何となく見えにくい」「ピントが合っていない」といった感覚が残ってしまい、快適な視界を得ることができません。
こここからは軸についてもっと詳しくお話していきます。
水晶体と角膜を通った光が問題なく網膜に像を結ぶ状態を0度として、水晶体や角膜がどちらの方向に歪んでいるかを数値で表すのが乱視軸です。処方箋では「AXIS」「AX」等と表記されます。
たとえば軸が90度の場合と180度の場合では、見え方がまったく異なります。これは光の屈折方向が違うためで、軸によって焦点のずれ方が変わってくるのです。
ですので、同じ乱視度数でも、軸に応じたレンズ設計が必要であり、これを理解していないと「新しい眼鏡なのに見えにくい」「コンタクトがしっくりこない」といった問題が発生してしまいます。
乱視に対応したレンズの仕組みは簡単に言うと、ズレている軸と逆方向にレンズを歪ませ、角膜や水晶体の歪みの影響を相殺します。
そのため、どの方向にどの程度軸がズレているのか、事前にしっかりと把握する必要があるのです。
さらに、乱視には大きく分けて「正乱視」と「不正乱視」の2種類があります。正乱視とは、角膜の屈折が2方向に均等に異なる状態であり、通常の眼鏡やコンタクトレンズで比較的簡単に矯正できます。
対して不正乱視は、角膜の形状が不規則で、屈折方向が均等でないため、一般的な方法では矯正が難しいケースとなります。
屈折方向が不規則な不正乱視は視力矯正手術として有名なレーシックでは対応が難しく、また矯正器具を使用する場合でも使えるものが制限される場合があります。
そのため手術で矯正する場合は眼内に専用のコンタクトレンズを挿入するICLが推奨されます。また矯正器具もソフトコンタクトやメガネでは対応が難しく、ハードコンタクトを使用することになります。
コンタクトレンズを装着する場合、近視・遠視のみの場合は裏表だけしっかり確認すれば良いですが、乱視対応の場合は上下左右の向きも注意して装着しなければなりません。
軸の向きを合わせて歪みを相殺するため、上下左右の向きも正しく装着しないとよく見えないままになってしまうのです。
そのため乱視用のコンタクトレンズでは向きを示すガイドラインがつけられていることが多いです。また最近では、まばたきをすることでレンズが正しい位置に回転するように造られているものもあります。
装着時に正しい位置につけていても瞬きを繰り返すことで向きがズレてしまうこともあるので、まばたきをすることでレンズが正しい位置に行くよう設計されているレンズを使用するのがお勧めです。
このようなレンズはプリズムバラストデザインといい、レンズの上下で厚みを微妙に変化させることで、レンズの厚みがある方が常に下に来るようになっています。
どの手法を取る場合でも、事前に目の状態を正確に計測することは必須です。ここがきちんとできていないと、クリアな視界を得ることはできません。
また、矯正と合わせて、日常生活における予防やセルフケアも重要です。せっかく矯正しても、目を酷使していればさらに視力は落ちてしまい、矯正器具を買い直したり再手術を検討しなければいけなくなります。
まずは目の疲れを溜めないことが重要です。特にデジタル機器を使う機会の多い人は、1時間につき10分程度、画面から目を離して遠くを見ることを習慣づけてください。
睡眠時間をしっかりと確保して疲労回復を促すことや、休憩時にホットアイマスクで目の周辺の血行を促進させることもセルフケアの方法として挙げられます。
さらに、目の疲れに対応した施術を行っている「目リライト」でより効果の高い疲労回復を行うのもおすすめです。30分程度、専用機器による適度な施術を受けるだけで劇的に疲労が回復します。
「目リライト」で使用されている機器は特許を取得したもので、目の深層筋肉である毛様体筋にアプローチし、コリをほぐし血行を促進させ、筋肉の緊張をやわらげることができます。
またしっかりと筋肉がほぐされることによりピント調整能力が回復し、視力向上も期待ができます。
サロンの予約はHPから簡単に行うことができますので、視力低下や目の疲れにお悩みの方は一度試してみることがおすすめです。
私たちの目は、正常な形状であれば光を正確に一点に集め、鮮明な映像として認識できます。ですが乱視のある目では光が複数のポイントに分かれて焦点を結ぶため、物がぼやけたり、二重に見えたりするのです。
この乱視は、ごく軽度であれば脳がある程度補正をしてくれるため気づかないことも多いです。しかし脳や目の負担が増えていることは間違いなく、目が疲れやすくなるなどの症状が出ます。
更に悪化すると、運転中に標識が読みづらい、スマートフォンの文字がぼやけて読みにくい、ぼやけた視界で無理に見ようとするため目が疲れやすくなるなどといった不便が多くなります。
疲れ目から頭痛や肩こりを起こしやすくなることもあり、身体の不調から集中力の低下するといった副次的な問題も発生する可能性があります。
このような乱視を矯正するために知っておかなければならないのが、「軸」です。ここで言う「軸」とは、乱視のズレがどの方向に向いているかを示す角度のことで、一般的には0度から180度の範囲で表されます。
近視や遠視は度数だけで対応できますが、乱視は度数に加えてどの程度ズレているかという軸の角度が正確に測定され、矯正レンズに適用されることが重要なのです。
度数は目から入ってきた光の像を結ぶ焦点距離をどの位置に調整するかという数値であり、光の像が複数結ばれてしまう問題については度数だけでは解決できません。
そのため、軸が適切に補正されていないと、度数が合っていても「何となく見えにくい」「ピントが合っていない」といった感覚が残ってしまい、快適な視界を得ることができません。
こここからは軸についてもっと詳しくお話していきます。
水晶体と角膜を通った光が問題なく網膜に像を結ぶ状態を0度として、水晶体や角膜がどちらの方向に歪んでいるかを数値で表すのが乱視軸です。処方箋では「AXIS」「AX」等と表記されます。
たとえば軸が90度の場合と180度の場合では、見え方がまったく異なります。これは光の屈折方向が違うためで、軸によって焦点のずれ方が変わってくるのです。
ですので、同じ乱視度数でも、軸に応じたレンズ設計が必要であり、これを理解していないと「新しい眼鏡なのに見えにくい」「コンタクトがしっくりこない」といった問題が発生してしまいます。
乱視に対応したレンズの仕組みは簡単に言うと、ズレている軸と逆方向にレンズを歪ませ、角膜や水晶体の歪みの影響を相殺します。
そのため、どの方向にどの程度軸がズレているのか、事前にしっかりと把握する必要があるのです。
さらに、乱視には大きく分けて「正乱視」と「不正乱視」の2種類があります。正乱視とは、角膜の屈折が2方向に均等に異なる状態であり、通常の眼鏡やコンタクトレンズで比較的簡単に矯正できます。
対して不正乱視は、角膜の形状が不規則で、屈折方向が均等でないため、一般的な方法では矯正が難しいケースとなります。
屈折方向が不規則な不正乱視は視力矯正手術として有名なレーシックでは対応が難しく、また矯正器具を使用する場合でも使えるものが制限される場合があります。
そのため手術で矯正する場合は眼内に専用のコンタクトレンズを挿入するICLが推奨されます。また矯正器具もソフトコンタクトやメガネでは対応が難しく、ハードコンタクトを使用することになります。
コンタクトレンズを装着する場合、近視・遠視のみの場合は裏表だけしっかり確認すれば良いですが、乱視対応の場合は上下左右の向きも注意して装着しなければなりません。
軸の向きを合わせて歪みを相殺するため、上下左右の向きも正しく装着しないとよく見えないままになってしまうのです。
そのため乱視用のコンタクトレンズでは向きを示すガイドラインがつけられていることが多いです。また最近では、まばたきをすることでレンズが正しい位置に回転するように造られているものもあります。
装着時に正しい位置につけていても瞬きを繰り返すことで向きがズレてしまうこともあるので、まばたきをすることでレンズが正しい位置に行くよう設計されているレンズを使用するのがお勧めです。
このようなレンズはプリズムバラストデザインといい、レンズの上下で厚みを微妙に変化させることで、レンズの厚みがある方が常に下に来るようになっています。
どの手法を取る場合でも、事前に目の状態を正確に計測することは必須です。ここがきちんとできていないと、クリアな視界を得ることはできません。
また、矯正と合わせて、日常生活における予防やセルフケアも重要です。せっかく矯正しても、目を酷使していればさらに視力は落ちてしまい、矯正器具を買い直したり再手術を検討しなければいけなくなります。
まずは目の疲れを溜めないことが重要です。特にデジタル機器を使う機会の多い人は、1時間につき10分程度、画面から目を離して遠くを見ることを習慣づけてください。
睡眠時間をしっかりと確保して疲労回復を促すことや、休憩時にホットアイマスクで目の周辺の血行を促進させることもセルフケアの方法として挙げられます。
さらに、目の疲れに対応した施術を行っている「目リライト」でより効果の高い疲労回復を行うのもおすすめです。30分程度、専用機器による適度な施術を受けるだけで劇的に疲労が回復します。
「目リライト」で使用されている機器は特許を取得したもので、目の深層筋肉である毛様体筋にアプローチし、コリをほぐし血行を促進させ、筋肉の緊張をやわらげることができます。
またしっかりと筋肉がほぐされることによりピント調整能力が回復し、視力向上も期待ができます。
サロンの予約はHPから簡単に行うことができますので、視力低下や目の疲れにお悩みの方は一度試してみることがおすすめです。
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