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乱視の度数の定義について、基礎知識をお話しているページになります。

投稿日:2025年01月24日
最終更新日:2025年01月29日

度数とは?視力と快適な見え方をつなぐ基礎知識



乱視は、私たちの視界にぼやけやゆがみを引き起こす一般的な視力の問題です。その原因は、角膜や水晶体の形状が不均一であるために、光が網膜上で一点に焦点を結ぶことができないことにあります。

この結果、物が二重に見えたり、全体的にぼやけてしまうなどの視覚的な障害が生じます。

このような症状が起こる原因には、遺伝的な要因が大きく関与していますが、長時間にわたる近距離作業や目の疲労も症状を悪化させる可能性があります。

この乱視の強さを数値で表したものが「度数」です。これは、視界のゆがみの程度を示す指標であり、眼科で行う視力検査を通じて測定されます。

近視や遠視では「ジオプター(D)」という単位で表されますが、乱視の場合は「CYL」という単位で表記されます

これはCylindrical(円柱形)の略となり、この数値が大きくなるほど視界のゆがみが顕著になり、日常生活に与える影響も増していきます。

円柱度数は0.25刻みで表記され、プラスマイナス1以内であれば矯正は必要ない一般的な数値とされています。

というのも、眼球に全く歪みがないという人はほとんどおらず、軽度の乱視であれば脳内の処理で対応できるため矯正は必要ないのです。

CYLは1.25~2が中度、2.25を超えると強い乱視とされ、矯正が勧められます

またこれに加え、「AXIS」という表記も記載されます。こちらは円柱軸を示したもので0~180の範囲で表示されます

角膜が横長の楕円形になる直乱視では180°、角膜が縦長の楕円形となる倒乱視では90°、それ以外の斜めの楕円形となる斜乱視では向きに合った度数が表示されます。

これらの数値を正確に測るためには眼科医による検査が必要とされます。眼鏡の専門店でも乱視の度数を測定することはできますが、可能であれば眼科医により詳しい検査をしてもらった方が良いでしょう。

特にコンタクトレンズの場合は目に直接装着するもののため、眼鏡のように販売店での検査は行われず、眼科を案内されることが大半です。

眼科での検査では「オートレフラクトメーター」や「レチノスコープ」などの機器を使い、目の光学的な特性を詳細に測定します。測定後、度数と軸の情報に基づき、最適な矯正方法を医師と相談してください。

乱視の矯正器具は先ほどお話したCYLとAXISの数値に対応したレンズが必要になります。

これらに対応したレンズは、乱視の度数や角膜の軸の傾きに応じてその歪みを補正する仕組みを取り入れ、乱視によるブレや二重写しの見え方を改善することができまます。

またハードコンタクトレンズは角膜の形状そのものを矯正する効果があり、特に矯正器具の必要度数が強い場合に効果的です。

さまざまな選択肢の中から、自分のライフスタイルや快適さに合った方法を選ぶことが大切です。

矯正器具のほか、乱視に対応したレーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)の手術を行う選択肢もあります。

ただしレーシックの場合乱視の種類や度数の強さによっては対応できない場合があり、そういうった時はICLを検討することになります。

ICLは眼内コンタクトレンズという名称の通り眼内にコンタクトレンズを挿入するため、一般的なコンタクトレンズで対応できる度数であれば問題ありません。

裸眼でクリアな視界を得られるのは魅力的ですが、手術には一定のリスクが伴うため、十分な情報収集と専門医の診断を受けた上で決定するようにしてください。

ここまで乱視と度数、またその矯正方法の話をしてきましたが、乱視は遺伝要因だけでなく生活習慣で悪化する場合もあるため、度数を進行させない生活習慣を意識することも重要です。

まず、長時間にわたる近距離の作業を行ったあと、特にパソコンやスマートフォンなどデジタル機器を使用した長時間作業を行ったあとは目をしっかり休ませるようにしてください。

できれば1時間に1度は10分~20分程度の小休憩を挟むことをお勧めします。休憩中はデジタル機器から目を離し、遠くを見ることを意識してください。

近距離作業ばかりしていると目が近くにピントを合わせることにのみ慣れてしまい、遠距離でのピントを合わせることがしづらくなってきます。その対策として、遠距離にピントを合わせる時間を作るのです。

また、目の周辺筋肉を休ませるため、ホットアイマスクやホットタオルを使って目を軽く温めるのも効果的です。

そのような用意が難しい場合は、目を閉じて手のひらを当てるだけでもリラックス効果があります。

余裕があれば、目のエクササイズも習慣づけると良いでしょう。視線を上下左右に意識的に動かすという簡単なものですが、目の周辺筋肉を鍛える方法として有名です。

日常生活の中でできるこれらの工夫の他、より効果の高い目を休める方法として眼精疲労サロン「目リライト」をお勧めします。

「目リライト」は最新技術を採用した専用機器を導入し、目の周辺筋肉を適切な刺激を与えることで目の水晶体の厚さを調整する毛様体筋の緊張をやわらげコリをほぐします。

その結果、眼精疲労が改善され、目のピント調整力も回復し、視力維持や改善に効果が期待できるのです。

目リライトはHPから予約することができますので、見えにくさからの目疲れや、視力維持に悩んでいる方はぜひ一度試してみてください。


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