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乱視を矯正するために知っておくといい知識を解説しています。

投稿日:2025年02月20日
最終更新日:2025年02月21日

乱視を矯正するために知っておきたい対処ポイント



乱視は光が目の中で正確な位置に焦点を結べず複数の焦点が結ばれてしまうことで物がブレてぼやけてみえたり、物が複数に重なって見えたりする症状です。

本来、目に入る光は角膜や水晶体を通じて網膜上に一点で集まるはずですが、何らかの原因で角膜や水晶体の形状が不均一になると、光が複数の点に分散してしまいます

その結果、視界が歪み、物がはっきり見えなくなります。

この症状の原因となる要素はおおきく分けると、遺伝的要因、生活習慣によって目にかかる負担、突発的な事故による衝撃が挙げられます。

遺伝は生まれつきの体質なので先天的な乱視になります。生活習慣、事故の場合はあとから角膜や水晶体の形がゆがむという後天的な乱視です。

どちらであっても主な要因は角膜の形状異常です。通常、角膜は滑らかで均一なドーム状ですが、乱視の人はラグビーボールのように歪んだ形をしています。

遺伝的もしくは、生活習慣による長期的・継続的な目への負荷や外傷や眼の手術が原因となり角膜が変形して歪んでしまうのです。

また、水晶体が不均一な形状をしていることが原因となるケースもあります。こちらも、本来は正円に近い形をしているはずが、何らかの要因でラグビーボールのように歪んでしまっているのです。

乱視の症状は視界のぼやけだけでなく、文字が二重に見える、目の疲れ、頭痛なども挙げられます。

これらの症状は日常生活に大きな影響を与えることがあり、特に夜間の運転や読書、長時間のパソコン作業などで困難を感じることが多いです。

そのため、乱視を放置することなく、適切な対策を講じることが重要です。乱視が自然治癒することは基本的にありません

ですので、適切な道具や手術で矯正するのが最も良い改善方法ということになります。

まず裸眼で生活したい場合は、レーシックとICL(眼内コンタクトレンズ)が有名な手法として挙げられます。どちらも目にメスを入れる必要のある手術です。

ただレーシックは歪みの向きが均一ではない乱視の場合は対応が難しく、その人の症状が手術で矯正可能かどうかは事前の検査で慎重に判断する必要があります。

一方ICLの場合はその人の乱視のパターンに関係なく対応可能です。ICLは眼内にコンタクトレンズを挿入する方式なので、その人の状態に合わせたレンズを作成すれば解決するからです。

また、手術と矯正器具の中間の方法にオルソケラトロジーというものがあります。こちらは夜間眠っている間に角膜の形を矯正する特殊なレンズを装着し、昼間は裸眼で過ごせるというものです。

矯正対象が角膜の形に限定されるため水晶体の不均一が原因となっている人は使えませんが、角膜の不均一が原因となっている人はこの手法が使える場合があります。

オルソケラトロジーの利点は目にメスを入れなくて良い点ですが、一方で毎日寝る前にコンタクトレンズを装着する必要があるため、忘れるとその翌日は視力に不安が出る場合があります。

上記はどの方法であっても、目に疾病があると適応外となり、使用できない場合があります。

多くの人が最も便利に、安価に使えるのは矯正器具を装着することでしょう。特に眼鏡は眼球に接触しないので目に疾病があっても使うことができます。

しかし一方で、乱視に合わせた眼鏡のレンズは周辺部が歪んで見えてしまいがちです。見え方を矯正するための調整をレンズ中心部を優先して行う場合、どうしても周辺部で歪みが出てしまうのです。

とはいえ、近年ではこの歪みを解決するレンズの作成方法も誕生しており、対処は可能です。「両面非球面レンズ」というものですが、通常の眼鏡に比べるとやや値段が上がります。

こういった事情があり、乱視の場合はコンタクトレンズを勧められることの方が多いです。コンタクトレンズは目に直接装着するため目の健康状態によっては使えないこともあります。

しかし値段や手軽さといった点で手術より身近で、目に直接装着するので眼鏡より視界が広くなるのがメリットです。

コンタクトレンズは眼球の上に直接レンズを置いて見え方を矯正するので、眼鏡のようにフレームの外は見えづらいということにならず、視界全てをクリアな見え方にすることが可能です。

乱視用のコンタクトも販売されており、その人の歪みの軸に合わせたレンズを使用することにより、ぼやけやブレなどの見え方を改善することができるのです。

ここまでお話してきたように、乱視の矯正には多数の選択肢があります。しかし忘れてはいけないのは、どの矯正方法を使うにしても、生活習慣の見直しは必須であるということです。

乱視は生活環境が原因で発生・進行する場合もあり、他の要因が直接の原因であったとしても生活習慣が悪ければより悪化しやすくなってしまいます。

そのため、これ以上の視力悪化を阻止し現在の視力を維持するためにも、目に悪い生活習慣をしていないか見直すことは大変に重要なのです。

目が悪くなる要因として良く言われる目の使いすぎ、眼精疲労の蓄積、デジタル機器の長時間使用、暗い場所での読書などはもちろんですが、乱視の場合ほかにも意識するべきことがあります。

それは目を細めて見る癖がついていないか、うつぶせ寝をしていないか、です。

乱視は角膜や水晶体の形が歪んで起こるものですが、目を細めて見る癖がついていると上下からの継続的な圧迫で角膜が歪んでしまうことがあるのです。

うつぶせ寝も同じく、長時間目が圧迫されるような姿勢を取っていると、その圧迫による角膜が歪んでしまう場合があります。

目を細めて見る癖は目疲れによる一時的な視力低下が原因で無意識にしてしまっていることもあるので、そういった意味でも目の疲れを溜めこみ過ぎないようにするのは大切なことです。

とはいえ、毎日仕事や勉強をしていると疲れを取るのも簡単ではありません。そこでお勧めしたいのが、眼精疲労サロン「目リライト」です。

「目リライト」の施術では目のピント調整能力を担う毛様体筋のコリをほぐし、緊張を和らげることが可能です。

また目の血行促進も同時に行えるので、眼精疲労の解消にも最適なのです。このような施術を行うことで目のピント調整能力も回復し、疲れ目による視力低下やかすみ目も解消できます

その結果、悪化の原因となる目を細めて見る癖も起こりづらくなりますし、乱視と疲れ目の視力低下が重なって更に見えづらくなるという悪循環からも逃れることができます

サロンの施術はwebサイトから予約することができますので、見え方に悩んでいる方はぜひ一度試してみることをおすすめいたします。


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