乱視用コンタクトの選び方と注意点についてお話をしているページです。

投稿日:2025年01月22日
最終更新日:2025年01月23日

乱視用コンタクトの選び方と注意点



乱視は、多くの人が抱える視力の問題のひとつであり、角膜や水晶体の形状が不規則であるために光が網膜上で正確に焦点を結べない状態を指します。その結果、遠くも近くもぼやけて見えるという特徴があります。

軽度の乱視の場合、自覚がないまま日常生活を送ることもありますが、進行すると頭痛や目の疲れを引き起こし、集中力の低下や作業効率の悪化につながることがあります。

このような場合に、クリアな視界を得て生活の不便をなくしたり、目の負担を軽減してそれ以上の視力悪化を防ぐために必要になるのが矯正器具です。

矯正器具はメガネとコンタクトレンズがありますが、乱視の場合は強度でない限りコンタクトがおすすめです。

乱視はどの方向に軸がぶれているのかという問題があり、特にブレの方向性が定まらない不正乱視の場合、メガネでは矯正が難しいのです。

コンタクトも目の中でレンズが回転してしまうと見え方がブレてしまうことがあるというデメリットはあります。

しかし近年ではレンズを正しい位置に安定させるような加工がされたものもあり、目の中でレンズがズレるという問題が起こりにくくなっています。

通常コンタクトには向きを示すガイドラインがついており、それを見て上下を判断して装着しますが、瞬きを繰り返すことでレンズが回転し、自動でマークが定位置にくるよう設計されているものも販売されています。

正しい位置に来るまで少し時間がかかりますが、向きを合わせて装着するのが苦手な人にはありがたい機能です。

さらにコンタクトは眼鏡と比較して広い視野を提供し、視界をクリアにするだけでなく、スポーツや外出時の利便性が高いという特徴があります

乱視用には近視用や遠視用とは必要な矯正方法が異なるため、トーリックレンズと呼ばれた乱視用に設計されたものを使用します。

トーリックレンズは独特のカーブを有する作りになっており、そのカーブが乱視の原因である角膜の歪みと相殺しあい、視界のブレをなくしてくれるのです。

また乱視用コンタクトにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります

一般的に多く使用されるのはソフトタイプのもので、柔らかい素材で作られているため装着感が良く、初心者にも扱いやすいという利点があります。

初めての人でも装着の違和感が少ないのが利点ですが、柔らかい素材はわずかですが水分を吸収するため、ドライアイになりやすいというデメリットがあります。

ハードタイプのものは硬い素材で作られており、視覚的な精度が高く、特に乱視の度合いが強い場合や不正乱視の矯正に適しています

こちらは水分を吸収しないのでドライアイの問題は起こりませんが、素材が硬いため目がゴロゴロしたり、慣れるまで違和感が大きいです。

そのため、視界に問題がない限りは、初めての場合はソフトタイプを勧められることが多いです。コンタクトの装着に慣れたらよりクリアな視界を得られるハードコンタクトに移行するのです。

またソフト・ハードの違いの他、使用期間も多様な種類のコンタクトが販売されており、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。

まず1日使い捨てのソフトタイプは、装着感が良く初めての方にもおすすめです。また1日ごとに使い捨てとなるため洗浄の手間が少ないのも利点です。ただし、1回ごと使い捨てなのでその分割高になります。

普段はメガネでたまにコンタクトをするという方はこの1日使い捨てタイプを使用していることが多いです。

次に2週間使用できるタイプです。2週間と言ってもその間つけっぱなしにできるわけではなく、寝る前には外してコンタクトの洗浄を行う必要があります。

洗浄の手間はありますが、1日タイプより長く使えるので経済面でお得になります。2週間より長い1か月が期限のものもあり、こちらは2週間のものより洗浄にかかる手間が増えます。

1ヶ月使い続ける場合はタンパク除去が必要になるためです。2週間タイプでも装着時に違和感を覚えた場合はタンパク除去も行った方が良いでしょう。 目からの分泌物や化粧品などの外部の汚れを除去し、清潔さを保つためです。

さらに長期間使えるコンタクトも存在します。

ソフトレンズは1年程度、ハードレンズは2~3年程度使用可能期間の目安です。もちろん寝る前にはきちんと外し、毎回の洗浄と定期的なタンパク除去が必要になります。

ご自分のライフスタイルと視力に合った商品を選ぶことが大切です。目に直接装着するものですから、最初は必ず眼科での検査を受け、自分の目の状態に合ったレンズを選べるようにしてください。

ここまで乱視の矯正器具としてのコンタクトについて解説してきましたが、最後に目を守るケアについてお話します。

視界がクリアになったといっても、目を酷使していればそこから更に視力が落ちたり、眼精疲労からの体調不良を起こしたりします

そうならないためには日常生活の中で適度に目を休める小休憩の時間を入れることや、定期的に眼精疲労を解消させるケアを行うのがお勧めです。

目が疲れると一時的に視力が落ちてしまいますし、そこでケアをしないと回復しないまま更に視力が落ちてしまいます。

そういった事態を防ぐためにも、眼精疲労サロン「目リライト」で定期的に目のケアを行うことをお勧めします。

目リライトでは目の深層筋肉、毛様体筋にアプローチをしてコリをほぐし、筋肉の緊張をやわらげてコリをほぐすことができます。

目の周りの筋肉がほぐれることで毛様体筋の働きが復活し、目のピント調整能力も回復するのです。

サロンはwebサイトから予約することができますので、まずは一度試してみることをお勧めします。


眼精疲労サロン 目リライトはこちらから