視力を目薬でどの程度回復できるのかお話ししております。

投稿日:2024年11月22日
最終更新日:2024年11月27日

視力回復を目薬で目指す方法と注意点



視力を回復する方法といえば一般的にはレーシックや眼内コンタクトレンズなどの手術によるものが知られています。手術が難しい場合にはメガネやコンタクトレンズといった矯正器具で対応します。

しかし手術も視力が低下した原因そのものが改善するわけではなく、レーシックであれば角膜にメスを入れて屈折率を調整し、眼内コンタクトレンズはその名の通り眼球内に直接コンタクトレンズを装着する手法です。

つまり、より正確に言うのであれば常時矯正している状態であり、目のピント合わせ能力そのものが回復するわけではありません。

視力はいちど低下してしまうと大きく回復することは難しく、基本的には下がる前の対処が必要になります。

ただし、大きな回復は難しくとも、適切なケアを行うことで多少は視力回復が期待できます。視力を回復・維持するには一般的には休息、栄養、簡単なエクササイズなどが挙げられます。

またこれに加えて、視力回復が期待できる目薬というものも存在します。ここではその目薬の種類をいくつかご紹介します。

ミドリンM点眼液

トロピカミドとも呼ばれる目薬で、眼球内のレンズを調整する役割を持つ筋肉を一時的に軽く麻痺させ、緊張状態を和らげる効果があります。

こうすることで筋肉のピント調整能力を回復させるのです。ただしこの目薬は眼球周辺の筋肉に作用するものであるため、視力低下の原因が筋肉のピント調整能力の衰え以外の場合には効果がありません。

また、副作用としてしみたり、瞳孔が広がる状態になるので基本的に日中は点眼せず、寝る前に行うこととなっています。

ミオピン

調節機能改善点眼薬とも呼ばれ、こちらはピント調整機能そのものを改善させる効果がある目薬です。

眼球周辺の筋肉に作用するという点ではトロピカミドと同様ですが、こちらは麻痺ではなく筋肉の弛緩効果です。

低濃度アトロピン点眼液

アトロピンという目薬を約100倍に薄めて使用します。

先に紹介した2つが眼球周辺の筋肉に作用するものであることに対し、こちらは角膜から網膜までの長さが伸びることを抑制するものです。

この目薬は成長に伴って起こる角膜と網膜の間の伸びを抑えるものなので、近視が進行しそうな子供が使用対象になります。

今紹介した3つの薬はどれも医療用目薬で、効果が高いぶん副作用のリスクも大きいため、医師の処方箋が出ていないと購入できません。

薬局ですぐに購入できるものは、眼精疲労の緩和や血流促進、乾燥を防ぐといった効果で間接的に視力に作用して回復を促すものになります。

視力低下の原因の多くは生活習慣からくる眼精疲労、目の酷使です。ですので、目の酷使を避け、眼精疲労をしっかり回復させていくことで視力の回復・維持が期待できるのです。

目薬とひとくちに言っても様々な効果のものがあるので、薬局で自分で購入する場合でも、自分の目がどういう状態であるのかはある程度把握しておくのが望ましいです。

たとえば乾燥が気になるという場合はヒアルロン酸配合のドライアイ用の目薬で眼球の保護をするのが良いです。

目がゴロゴロするなど眼精疲労を強く感じる場合には血流改善成分を含む目薬が効果的です。

また、医療用目薬ほど劇的ではなくとも、ピント調整機能を改善する働きのある成分が配合されている目薬も存在します。

目薬には必ず配合成分が記載されていますので、ピント調整機能を改善したい場合はネオスチグミンメチル硫酸塩やシアノコバラミン(ビタミンB12)が配合されているかどうか確認すると良いです。

他にも目薬には様々な成分が配合されていますので、どういった配合が何に効果があるのか調べたり、自分で調べてもよくわからない場合は薬局にいる薬剤師に質問することをお勧めします。

薬局に勤めている薬剤師は販売スタッフとしてお客様の医薬品に対する質問に応じたり、薬の購入時に必要な説明をすることが主な役割です。

ですので遠慮せず、どういった効果の目薬が欲しいのか自分の状況と合わせて相談・質問することでより自分に合ったものを選ぶことができます。

購入後は使用期限をしっかりと確認し期限内に使い切るようにしてください。残っていると勿体ないと思うかもしれませんが、古い目薬は効果を失うだけでなく、眼に悪影響を与える可能性もあります。

また期限内であっても管理がきちんとしていないと雑菌が繁殖して感染症の原因となることもあります

特に目薬の場合、使用時にノズルの部分が目や肌に直接触れることのないよう注意してください。

また薬局で手軽に購入できる、効能が穏やかな目薬も薬であることには変わりません。使いすぎるとかえって負担を増やして視力の悪化を招いてしまうことがあります。

1日に使用できる回数やどのくらい間を空けないとといけないのか、説明書をしっかり読んで理解し、用法容量を守って使用してください。

薬局で購入できる目薬は眼精疲労回復や血流改善、ドライアイ予防など様々な効果がありますが、これ等はあくまでも症状緩和・予防のためのものです。

できるだけ目の酷使自体を避け、目薬を使わずとも疲労が溜まらない状態にするのが最善です。

その為にはパソコンやスマートフォンを長時間見続けることは避け、どうしても必要な場合も小休憩をしっかり取ること。

夜はきちんと目を休めるため睡眠時間をしっかり確保し、寝る直前までスマートフォンやタブレットを見るのは避けるといった日常生活の中での注意も必要となります。

とはいえ現代社会では仕事や生活に関わるパソコンやスマートフォンの操作は切り離せるものではありません。

眼精疲労を回復させるには目薬のほか、目の周囲の筋肉を物理的にほぐしてコリを緩和する方法もあります。

眼精疲労サロン「目リライト」では目の疲労緩和のために開発された機械を使用し、低周波を利用したマッサージで眼球周辺の筋肉のコリをほぐします。

この効果で、眼球周辺の筋肉のコリが原因で起こる視力低下の回復や、ドライアイ緩和。眼精疲労が原因となる頭痛や肩こりの解消が期待できるのです。

「目リライト」はHPから予約できますので、視力低下や目の疲れにお悩みの方はぜひ一度試してみてください。


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