視力テストの種類やそれぞれの手法で何を調べるのか解説します。

投稿日:2024年11月18日
最終更新日:2024年11月18日

視力テストの種類とやり方の違いについて



自分の見え方が今どのような状況にあるのか、それを客観的に調べるのが視力テストです。

人間の情報収集能力は視覚に特に大きく頼っていて、見え方に低下や異常があると、日常生活に支障が出るだけでなく、学業や仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。

視力テストを通じて目の健康を定期的にチェックすることで、異常の早期発見や対応が可能になり、視力低下を未然に防ぐことができます。

視力テストはできれば年に1度は眼科で正確な数値を測り、状況に合わせたケアを行うことが推奨されます。

視力低下には近視や遠視、乱視、老眼などのさまざまな種類があり、放置すると進行してしまうケースも少なくありません。視力テストはこれらの異常を早期に発見し、適切な治療や対策を講じるための貴重な手段なのです。

眼科で行う視力テストにはいくつかの種類があり、それぞれに異なる目的や測定方法が設けられています。

一般的な視力テストによく使用されるのは「遠見視力検査」と呼ばれるもので、特定の距離から小さな文字や図形を識別できるかを確認する方法です。

学校や職場での健康診断でも行われる基本的な視力テストであり、目の焦点調整機能が正常に働いているかを把握するために使用されます。遠見視力は、視力の全体的な状態を知るうえで非常に役立ちます。

Cのマークの空いてる向きを答えるテストと説明すると、思い当たる人は多いのではないでしょうか。

Cのマークはランドルト環というもので、他にはひらがなを使用したり、文字や向きを言うのが難しい幼児の場合は動物のシルエットを使う場合もあります。

「遠見視力検査」は眼球の屈折異常や眼疾患の有無などを調べるのが目的です。子供に対しては弱視がないかを確認する目的も加わります。

屈折異常はいわゆる近視で、遠くのものがぼやけて見えてしまうため車の運転などに危険が大きく、運転免許では視力に規定が設けられています。

また逆に「近見視力検査」というものもあります。これは30cmの距離で視力表を持たせ測定した視力で、読書やスマホ操作時など近くのものを見るときの視力を測定するための方法です。

近見視力は、老眼の進行や近視の度合いを確認するのに適しており、特に手元の文字がぼやけると感じる場合には、このテストで視力の状態を確認することが勧められます。

近くの見え方の確認の他、眼精疲労の原因究明の一環として行われることもあります。

ほかには「色覚検査」という視力テストもあり、これは色の識別能力を確認するためのものです。

色覚異常は主に遺伝的要因によるもので、特定の色の認識が難しい場合には、早めに検査を受けて対応することが推奨されています。

よく見られるテスト方法はたくさんの水玉の中に一部だけ色が違う部分を混ぜ、色の違いを判別できるかどうかというテストです。

色覚に問題があると特定の色を見分けるのが難しくなることがあり、色覚異常があるひとは色の違いがわからないのです。このような症状があると、日常生活に支障を来す可能性もあります。

日常生活でわかりにくい不便としては、信号機の色の変化がわかりにくい、肉などの焼け具合が色で判別できない、食品の鮮度が見た目で判別しにくい、インクの色の違いがわからないなどが挙げられます。

近視や遠視用のメガネほどメジャーではありませんが、色覚異常に関しても、色覚補正メガネというものが存在します。

色覚は人によって見え方が異なるため、その人の特性に応じて細かくレンズを調整し、多くの人が見ているのに近い色合いでものを見ることができるようになります。

これらの視力テストの結果から、目の健康状態や生活習慣が視力に与える影響について知ることができます。

近視・遠視など視力低下が見られる場合、その原因はさまざまで、長時間にわたるデジタル機器の使用や栄養不足、ストレスなどが原因になることもあります。

視力テストを通じてこうした原因を把握し、必要に応じて対策を講じることで、視力の改善や維持が期待できます。

視力テストはできれば眼科や視力専門の施設で受けるのが理想的ですが、生活が忙しいとなかなか病院に行けないという人もいます。

そのような方向けに自宅でできる簡単なセルフチェック方法もいくつか存在します。自宅で手軽にできる視力テスト方法として、スマートフォンやPCを使ったアプリやウェブサイトが存在します。

これらのツールを利用すれば、画面に表示される視力検査表を見ながら視力を確認することができます。

ただ画面に映す場合は見る側の環境に大きさや色合いが大きく影響されるので、印刷して使用するタイプのものをお勧めします。

A4ないしはA3で印刷するよう指定されている場合が多く、自宅のプリンターや、家にプリンターがない場合はコンビニプリントなどで印刷します。

これを壁に貼って一定の距離を取って測定するのです。用紙が指定されているのでサイズは固定できますが、やはり自宅で行う以上、照明の明るさや正しい距離を取れているかという点で正確さに欠けます。

ですので家で行う場合はあくまでも簡易的な視力テストと認識し、目安程度に考えてください。

このセルフ視力テストで視力が低めに出た場合は特に、できるだけ早く眼科で正確な数値をチェックするようにしてください。

その結果によってはメガネやコンタクトレンズを医者に勧められる場合もありますし、希望があれば矯正器具度数の処方箋を出してもらうこともできます。

眼鏡屋でも自宅よりはずっと正確な値を測ることができますが、やはり専門医によるチェックのほうが正確性は上がります。

眼鏡屋でも店舗によっては、初めてメガネを作る場合は処方箋を用意するようにと注意書きがされていることがあります。

視力テストに問題がなければメガネなどの矯正器具は必要ありませんが、視力は眼精疲労や過労、日々のストレスなどで年齢とともに下がっていく人がほとんどです。

矯正器具は視力が悪くなっても良好な視界を保てる便利な道具ですが、メガネをかけたり、コンタクトレンズを付けたり、洗浄したりと生活の中の手間は増えます。

視力がよくても、眼精疲労を溜め込まず視力を維持できるよう生活習慣に気を付けることをお勧めします。

眼精疲労の防止には定期的な休息のほか、眼精疲労対応サロン「目リライト」がお勧めです。「目リライト」では目の疲れをほぐす機器を使用し、目の周りのコリをほぐすことができます。

目だけでなく眼精疲労からくる肩こりや頭痛への対策としても効果が期待できますので、視力の良い人も、最近視力低下が心配だという人もぜひ一度行ってみてください。

「目リライト」の施術はwebサイトから簡単に予約することができますので、ぜひ一度、まずは体験から受けてみてください。


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