視力左右差による生活の不便や問題点についてお伝えしております。

投稿日:2024年11月01日
最終更新日:2024年11月14日

左右差による日常生活の不便とその解決方法



視力左右差とは、片方の目ともう片方の目で視力に差がある状態を指します。

多くの人が左右の目で若干の視力差を感じることがあるものの、程度が軽ければ両目で補い合い解決するため日常生活に大きな問題は起こりません。

しかし、視力左右差が大きくなると、さまざまな不便や健康リスクが生じることがあります。

わかりやすいのは物が二重に見える複視という症状です。視力差が原因で起こる場合は片目で見ると起こらないため、両眼複視という症状になります。

また、ぱっと見には問題がないように思えても、両目の視力のアンバランスに対する補正や情報処理のため身体に負担がかかり、目が疲れやすくなる場合もあります。

視力が左右で異なると、視覚情報を処理する際に脳が情報を統合することが難しくなり、視覚的なバランスが崩れやすくなるのです。

その結果、頭痛や眼精疲労といった症状が引き起こされやすくなるのです。また、片方の目だけに負担が集中するため、目の疲れが増し、長時間の作業が困難になってしまいます。

長時間の読書やパソコン作業といった視力を酷使する活動においては、視力左右差による影響がより顕著に現れ、集中力が続かない、作業効率が下がる、すぐに強い疲労感を感じるなどの問題が引き起こされることもあります。

また遠くと近くのもののピントが左右で合っていないため、奥行や立体感をうまく感じられなかったり、視界の中にあるものの大きさや形が少し異なって見えて違和感や不便を覚える人もいます。

視力左右差が生じる原因は様々です。体質や、利き目に負荷をかけがちなど。また、片方の視力だけが知らない間に落ちた結果、その左右差を無意識に補おうとしてさらに視力左右差が広がることもあります。

このような視力左右差は体質や生活習慣による視力への影響のほか、加齢に伴う病気によって引き起こされることもあります。

白内障や緑内障といった加齢に伴い発生しやすくなる病は、必ずしも両目に同じように発生するわけではないからです。

人間は両目で見たものを脳内で情報を統合することで奥行きを感じられたり、どちらかの視力に多少の問題があっても健康な方で補うことができます。

これは大変便利な能力ですが同時に、補うことができてしまう故に異常に気付きにくいというデメリットもあります。視力左右差は気付きにくい症状なのです。

そのため、定期的に視力の確認を行い、視力左右差が起こっていないか判断することは視力維持や作業のパフォーマンスを高く保つために大変重要になってきます。

病であれば発見した時点で病状の進行を食い止め、視力が少しでも維持されるよう医師の判断にしたがって治療を行うのが最善です。

しかし視力左右差は体質や生活習慣が要因となって引き起こされることもあり、その場合は日常生活で視力左右差とどう付き合っていくかが重要になります。

まず一般的な方法として挙げられるのは、メガネやコンタクトレンズの処方です。度数がわかっていれば量産品を購入する人もいますが、視力左右差の大きい人はそれぞれの視力に合わせたレンズが必要になります。

左と右で視力が違うため、必要な度数も異なるのです。このため、視力左右差のある人はきちんと眼鏡屋さんで左右それぞれの視力に合わせた度数のレンズの矯正器具を作ってもらう必要があります。

このようにして左右の視力を合わせることで、視力左右差によって引き起こされる情報統合の負担を減らし、眼精疲労や頭痛、肩こりなどの症状を緩和することができます。

症状がひどい場合には矯正器具ではなく、手術で視力そのものを回復させるという方法も考えられます。

レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)といった手術は、屈折異常を矯正することで視力を回復させるものです。

レーシックは角膜を削ることで視力を矯正する手術であり、ICLは眼内にレンズを挿入することで視力を補正する手術です。どちらも片目ずつ施術を行うので、視力左右差があっても視力が揃うよう調整することができます。

これらの手術は専門の医療機関での適切な診断と計画・費用が必要ですが、一度の手術で視力左右差を大幅に改善できる可能性が高く、メガネやコンタクトレンズの手入れや手間が必要なくなるという利点があります。

視力に不安はあるがまだそこまで視力左右差が大きくない、自力回復の見込みがあるという初期段階であれば、生活習慣を見直すことで視力維持・向上ができる可能性があります。

視力は簡単に説明すると、眼球にある水晶体や角膜といったレンズの柔軟性と眼球周りにある筋肉によって決まります。

水晶体や角膜が光を屈折させ、眼球周りにある筋肉が水晶体の厚みを変化させて屈折位置を調整するのです。

そのため、視力が弱まっている場合、筋肉の衰えが原因であれば筋肉を鍛えることで眼のピント調整能力をある程度取り戻せる可能性があります。

よく言われるのは近くと遠くの対象を交互に見たり、視線を上下左右に意識的に移動させ目の周りの筋肉を動かすといった方法です。

また視力は疲労の蓄積によっても落ちていきます。眼を酷使しているのに睡眠不足などで休息時間が足りないと疲労が回復しきらず蓄積し、その結果ピント調整能力が衰えていってしまうのです。

積極的な視力トレーニングと眼精疲労回復のための行動が、視力左右差を解消し見やすい視界を維持するために必要な生活習慣です。

疲労回復は睡眠時間をきちんと確保するほか、パソコンやスマホを長時間見過ぎない、一定期間ごとに目を休める時間を作るといったものが挙げられます。

また、眼精疲労回復に特化したサロンも存在します。眼精疲労サロン「目リライト」では30分ほどの施術で目元をしっかりリラックスさせ、筋肉のコリをほぐして眼精疲労を取り除く効果があります。

webサイトから簡単に申し込むことができますので、ぜひ一度予約して施術を受けてみてください。


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