視力検査で視力の低下を早期発見することの重要性についてお話しています。

投稿日:2024年10月22日
最終更新日:2024年11月14日

視力の低下を早期発見する重要性とは!?



視力低下は徐々に進行していくことがほとんどです。視界がぼやけたり、文字が見えにくくなったりという変化が日々少しずつ進行していくため、生活の中でその変化に慣れてしまい、視力低下になかなか気付きません。

視力の低下によって物が見えづらくなると、単純な見えづらさの問題だけではなく、なんとかよく見ようとするために無意識に目を酷使してしまい、眼精疲労や頭痛などの不調に繋がることもあります。

実際に「見えにくい」と感じたときにはすでに視力の低下が進行していることが多いため、もっと早い段階で変化に気付くには定期的に視力検査を受けることです。

視力は下がり始めた早期の段階では生活習慣を変えたり、目のストレッチをすることで回復が見込めます。

しかし一度大幅に下がってしまうと戻ることはないため、裸眼で生活できる視力を維持するには定期的な視力検査が必要となるのです。

また、視力検査は視力の低下が起こっていないかだけでなく、視力に関する深刻な病が発症していないかを確認することもできます。

網膜剥離、緑内障、白内障、加齢黄斑変性など、放っておくと失明に繋がる病は多数存在します。これらの病は早期発見し適切な治療を行うことで回復したり、それ以上の進行を防ぐことが可能です。

人間の五感による情報判断の割合は視覚がもっとも大きく、それだけに視力が極端に下がると生活に大変な影響が出ます。

将来にわたっての視力の維持・病気の予防はもちろん、日々の生活の快適さを維持するためにも定期的に視力検査を受けることが大変重要なのです。

では視力検査はどのくらいの頻度で受ければいいのでしょうか。

年齢や生活環境によっても異なりますが、一般的には年に1回程度が推奨されています。特に40代以降になると加齢に伴う身体機能の低下に視力も含まれます。

たとえば年齢とともに視力が落ちやすいのは、物を見るためのレンズの役割をしている水晶体が硬くなり柔軟性が失われていくことが原因です。
水晶体が硬くなるとその厚さを変化させづらくなり、物に合わせたピント調整が難しくなるのです。

このほかにも年齢を重ねて行くことで身体機能が衰え、その結果として起こりやすい病として緑内障や白内障、加齢黄斑変など様々あります。

これらの病は初期段階では気づきにくいため、早期発見のためにも年齢が高い人ほど定期健診の頻度は近い方が良いでしょう。

次に、実際に視力検査を行う場合どのような検査があるのかをお話します。

視力検査と聞いて多くの人が思い浮かべるのは「C」に似たマークの向きを読み取る検査ではないでしょうか。視力検査の一種として良く使われる方法ですが、もちろん視力検査はそれ以外にも様々な種類があります。

気球や家など景色の写真を見て変化を確認するオートレフ測定、赤と緑の画面を映し出しどちらがはっきり見えるかを確認するレッドグリーンテスト。

どちらも視力を確認するものですが、これらの検査方法を組み合わせて近視・遠視・乱視やその度合いを調べることができます。

またこれらの検査はメガネやコンタクトを使用している人は裸眼状態と矯正状態でそれぞれ行うことがあります。これにより、視力の低下具合や適切な矯正器具(メガネやコンタクト)の度数が判明します。

視力は一般的には1.0が通常視力の基準とされ、遠くのものもハッキリ見える状態です。

日常生活に支障をきたす可能性が高いのは0.5を切ったあたりからで、このくらいの視力の場合はメガネやコンタクトの使用が推奨されます、

0.1くらいになると裸眼では視界がかなりぼやけてしまいそのまま日常生活を送るのはかなり難しいので、メガネやコンタクトの使用が必須となります。

このような視力検査は眼科のほか、眼鏡屋でも受けることが可能です。

眼鏡屋の場合はあくまでもメガネやコンタクトを調整するための検査なので視力検査に特化していますが、病院に比べると待ち時間が少なかったり、飛び込みでも検査を受けやすく気楽に視力検査を行うことができるのがメリットです。

また眼鏡屋で視力検査を行った場合は、その場で適切なレンズを選んでもらうことができるので矯正器具の入手が非常にスムーズになります。

ほとんどの人は眼科まで行かずとも、眼鏡屋で視力検査を受け、その場でレンズを選んでもらっても問題ありません。

ただしあまりに急速に視力が落ちていたり乱視がひどいという場合は、眼科で病気の可能性も含めて検査をしてもらった方が良いです

また何度眼鏡を作ってもすぐに度数が合わなくなるというのも、かなり急激に視力が変化していますので病院できちんと診てもらう必要があります。

病院の場合は視力だけでなく、病気になっていないかを確認するための検査も受けることができるので、健康維持のためには眼科での定期健診をお勧めします。

視力低下の原因が単なる老化なのか、なんらかの病が進行中なのかは眼鏡屋の視力検査では判断できません。

そのため、白内障や緑内障など病による視力低下を早期発見するにはきちんと病院の検査を受ける必要があるのです。

眼科で視力検査を行った場合は、眼科から処方箋を出してもらい、それを眼鏡屋に持っていって適切なレンズを選択してもらうという流れになります。

メガネの処方箋は形式が決まっていないので眼科医によって書き方が異なりますが、簡単に知っておくと自分の視力の状態がある程度理解できて便利です。

視力処方箋は遠用・近用の欄があり、それぞれに球面度数(SPH/S)・円柱度数(CYL/C)・乱視軸(AXIS/AX)・加入度数(ADD)・プリズム(PRISM/P)・基底(BASE/B)・瞳孔間距離(PD)という項目があります。

球面度数は近視や遠視の矯正に必要な度数を示し、値が多いいほど必要な度数が強くなります。

円柱度数、乱視軸は乱視に関する項目です。乱視矯正が必要な強さと、乱視の傾きの方向を示しています。

加入度数(ADD)は遠近両用メガネを作る場合の数値で、遠用度数に対する近用度数の数値を示します。

プリズム(PRISM/P)・基底(BASE/B)は斜視に関する項目です。斜視の矯正が必要かどうか、必要な場合はどの方向への矯正が必要かを示しています。

最後の瞳孔間距離(PD)は顔の中心から瞳孔までの距離を示しており、この位置が合っていないと度数が合っていても見えづらくなってしまいます。

そのほか、病院で検査を行った場合は状況に応じて日常生活で気を付けるべきことや、視力の低下を防ぐ、あるいは遅らせる方法なども相談することができます

場合によっては、レーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)などの視力回復手術が検討されることもあるでしょう。

どのような視力矯正方法を行うにしても、視力検査は大変重要なものになります。

定期的な視力検査で自分の目の状態をしっかりと把握し、早めの対処や、状態に合わせた度数の矯正器具を使用することが生活の質向上につながるのです。

それらの視力検査を行った結果、重大な病がなく視力も下がり始めたばかりで日々の生活習慣の中で回復が見込めそうという人におすすめなのが「目リライト」です

30分程度の施術で目の疲れを癒し、リラックスさせることで酷使された眼球周辺の筋肉をやわらげ、視力回復の助けとすることができます。

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