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視力度数の数値は何を測っているのか、簡単に説明しています。

投稿日:2024年10月29日
最終更新日:2024年11月14日

自分に合ったメガネやコンタクトの選び方を知る!



視力度数とは、視力を数値で表したもので、視力検査で得られる最も基本的な数値です。

一般的にはどの程度見えているかを「視力」と呼ぶことが多いですが、より正確に分けると物の見え方を数値化した「視力」、眼の焦点距離がどの程度ずれているかを示す「度数」となります。

メガネやコンタクトレンズといった矯正器具は眼の焦点距離を調整して見えにくさを改善するものなので、メガネやコンタクトレンズは裸眼の度数に対して、どの程度焦点距離を調整すればいいのかという基準で数値が表されます。

そのためメガネやコンタクトレンズでは視力いくつ用といったような表記ではなく、度数(D)という単位で機能が表示されます。

視力は物体や形状を認知する力と定義されており、ぼやけて見えたりしていても、そこに物があることが認識できれば視力はあると判断されてしまいます。

よくあるCの図形の視力検査で、よくわからないから上、などと勘で答えて当たってしまった場合、その分だけ視力検査の数値結果は上昇します。

認知する力、つまり検査を受ける人の意識や感覚も影響してくるので実はけっこう曖昧なのです。

それに対して度数は目でとらえたものに対して眼球がどの距離で焦点を結んでいるかということを調べるため検査を受ける当人の意識は関係なく、正確な数値を計算することができます。

視力はものの見え方という曖昧な定義だと先ほど説明しました。ここで「視力度数」に話が戻りますが、焦点距離によって物の見え方が変わってくるため、まとめて視力度数と呼ぶことがあるのです。

度数は正常な焦点距離を0とし、正しい位置より前方で焦点が結ばれてしまっている場合はマイナス、、正しい位置より後方で焦点が結ばれてしまっている場合はプラスで示されます。

マイナスの値が大きいほど近視の度合いが強く、プラスの値が強いほど遠視の度合いが強くなります。

近視の場合は遠くのものが見えづらくなり、遠視の場合は近くのものが見えづらくなるので、これらの視力度数をレンズを使って正しい焦点位置に戻すのがメガネやコンタクトレンズの役割です。

焦点距離が正しい位置にないと視界がぼやけて見づらくなったりするため、メガネやコンタクトレンズを作る際には視力度数を正確に測ることは必須です。

学校などの検査では視力しか図らないことが多いですが、眼科や眼鏡屋では視力度数をきちんと測ってもらえます。

特に眼鏡屋の場合、メガネやコンタクトレンズを作る目的があるので、きちんと測らないと正しいレンズを選ぶことができません。

眼科でも、メガネやコンタクトレンズを作る目的の検査であることを告げればしっかりと視力度数まで測る検査をしてもらえます。

この視力度数を測るには視力表を用いた検査だけでは足りません。とはいえ視力度数の確認のためには見え方を知ることも必須のため、視力表を使った検査も合わせて行います。

たいていはCの記号やひらがなを用いた視力表による検査、色の見え方の違いから判断するレッドグリーンテスト、オートレフケラトメータという機械を使った検査などを合わせて行う形になります。

オートレフケラトメータは眼の屈折状態や角膜の曲率半径を測定する機器です。視力検査を受けたことがある人には、気球が見える機械と説明したらわかりやすいでしょうか。

この遠くにある気球の画像を使うことで目のピントが遠くを見る状態になるよう誘導し、まっすぐ真ん中を見た眼球の状態を検査できるのです。

測定中に気球がぼやけたりすることがあるのも、目の状態の変化を促し、より正確な視力度数を測定するためです。

ちなみに、気球の画像が有名ですし最もよく使われていますが、機器のメーカーによっては別の画像が採用されていることもあります。

この機械は眼球を通った光の屈折度を測るためのもので、目の内部に光を当ててその屈折度合を測定し、近視・遠視・乱視それぞれの度数を知ることができます。

ただしこれだけでは正確な視力度数はわからないため、他の視力検査も合わせて行うのです。

続いて、レッドグリーンテストについて説明します。

名前の通り赤と緑の背景に記号や図が乗っている映像に対して、どちらがはっきり見えるかなどを確認していくものです。

光がレンズを通った際、色の種類によって屈折の角度が変わります。これにより焦点位置が異なってくるため、この差異を利用して視力度数を測っているのです。

赤と緑が同じように見える場合、もしくは赤がハッキリして見える場合は適正な視力度数を保っていると判断されます。

一方、緑のほうがハッキリと見える場合は焦点位置がズレているため、適正な視力度数を保てていないと判断されます。

これらの検査の数値の総合で、その人の正確な視力度数を出すことができるのです。

メガネやコンタクトレンズはその人の状態に合わせて作らないと意味がないので、正しい計測は大変重要なものになります。

ただ注意したいのは、視力というものはその日の疲労度合や精神状態によっても変化するということです。

たとえば疲れている時に目が見えづらい、ぼやけて見える、というような経験をしたことがある人は多くいると思います。

これがまさしく、疲労や精神状態に視力度数が影響されている状態です。

長く歩ていれば足が疲れて足を上げにくくなったり足を重く感じたりします。視力を左右する目のピント調整も目の周りにある筋肉で行われているため、疲れれば動かしにくくなるのは当然です。

目は手足に比べて意識的に動かすものではないので気付きにくいですが、こういった事情もあるので視力検査はできるだけ疲れていない、リラックスした状態で受けることをお勧めします。

疲れて普段より視力が働かない状態で出た数値に合わせて矯正器具を作ってしまうと、普段の視力度数と合っていない矯正器具になってしまい、合わない度数でかえって目を疲れさせてしまう可能性があるからです。

また、視力度数はその人の生活環境や加齢によっても変化します。

合わない度数の矯正器具を使っていると目の負担を増やし、視力悪化の原因にもなりかねないので1年に1度は測りなおして調整するようにしてください。

ここまで視力度数と矯正器具についてお話してきましたが、じわじわ悪くなってはいるが視力矯正をするほどではないという人もいるかと思います。

普段の生活には支障はないが、読書をする時だけ、特定の作業をする時だけメガネをかけるという人もいます。

このような弱い近視・遠視などまだ視力の低下が少ない場合は、日常生活の改善で多少の視力向上ができる可能性があります。

また、視力向上まで行かずとも、生活習慣を意識することは視力維持に大変に役立ちます。

メガネやコンタクトレンズはお手入れなど手間がかかることも多いのでできるだけ裸眼で生活したいですね。

視力の維持には目を極端に疲れさせない、使った後はきちんと休ませるなどが有効です。

日常生活の中でできる対策法は様々ありますが、忙しい人は生活の中で意識するのがなかなか難しい場合もあるでしょう。

そんな時に便利なのが、目をしっかり休ませてくれる専門サロン「目リライト」です。30分ほどの施術で眼精疲労を取り除き、視力の維持や回復に効果があると評判です。

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