視力検査表にはどのようなものがあるのか、またその使い方をお話します。

投稿日:2024年11月01日
最終更新日:2024年11月14日

検査表の種類と使い方とは!?



視力検査表は、視力を簡単かつ正確に測るために設計された道具です。そのため視力検査表は、学校の健康診断、運転免許の更新、仕事での健康管理など、日常生活で幅広く利用されています。

視力は対象物をどれだけしっかり見分けることができるかを数値化したもので、その数値を割り出すために視力検査表が使われるのです。

視力検査表で導き出される数値は日常生活においての安全を守るために大きな役割を持ちます。

一般的に視力は1.0を基準として、それ以上であれば遠くまで鮮明に見える良好な視力を示し、それ以下の数値は遠くの物が見えにくい状態、場合によっては近くの物も見えない状態となります。

1.0~0.7は良好。0.6~0.3は通常の生活を送る分には大きな問題はないが、状況によって矯正が必要。そして0.2以下は生活に支障が出やすいので矯正を推奨されます。

特に0.2以下になると運転免許の取得ができません。それ以下の視力で運転をするのは危険ということなので、車の運転をする人はメガネやコンタクトレンズを利用して1.0前後の視力を保つことが勧められます。

車以外でも、職業によっても視力によって制限される場合があります。また制限はなくとも、物がハッキリ見えないというのは不便なものです。

最近見えにくいなと思ったら早めに視力検査を行い、視力に合わせた矯正器具を作るのが良いでしょう。

とはいえ、病院に行くとなると予約が必要だったり待ち時間が長かったりと、仕事の合間に行くのが難しい場合もあります。

そういった場合は簡易的な視力検査表を利用し、自宅で仮の数値を把握すると良いです。簡易的な視力検査表はインターネットでダウンロードすることができるので、誰でも手軽に入手ができます。

ただあくまでも手っ取り早く知るための簡易的な検査方法なので、改めて時間を作って眼科でしっかり視力を確認するようにしてください。

では実際にその視力を測定するための視力検査表についてお話していきます。

視力検査と聞いて多くの日本人が思い浮かべるのは色々な向きに切れ目が向いたCマークの表ではないでしょうか。

学校や眼科を始め多くの場所で取り入れられており有名なマークです。このマークはランドルト環と言い、だんだん小さくなっていくCマークの切れ目をどこまで判別できるかで視力を数値化します。

また日本ではひらがなを使った視力検査表も存在します。Cマークに比べると形が複雑になり視力の数値は少し低く出てしまう場合があります。

ただ一方で、形状の知覚度合を見るにはひらがなの方が適しており、状況に応じて使い分けます。使い分けという点では、イラストを使った視力検査表が使われることもあります。

これはCマークの上下左右を示すのが難しい子供などを対象とした場合に行われるもので、絵指標と呼ばれ、カードに書かれた生き物の影を見てそれが何の生き物なのかを選択肢から選んで答えます。

これも、どれだけ小さい絵まで判別して正答できるかで視力を数値化します。

海外ではEチャートという視力検査表もよく使われています。ランドルト環のCの代わりにEマークを使うもので、検査方法そのものはランドルト環と同じくどの向きが空いているかを片目ずつ答えます。

また日本でひらがなの視力検査表があるのと同様に、海外ではアルファベットの視力検査表もあります。こちらもだんだん小さくなっていく文字をどこまで判別できるかで視力を数値化します。

小さい子向けである絵指標以外の視力検査表は片目ずつ検査を行います。

眼科や眼鏡屋であればレンズ部分を隠して片目で見れるようにする検眼枠というメガネ型の器具があるので、これを使って片目ずつ視力検査表を確認します。

学校で行う場合は遮眼子というものを使用します。言葉は聞きなれないかもしれませんが、黒いスプーンのような形の器具と言ったら見たことのある人は多いでしょう。

自宅で簡易的に視力を確認する場合はこれらの道具がありませんので、片目ずつ手で覆うなどの工夫が必要になります。

ただ、片目ずつ測るからといって片目を閉じてしまうのは避けてください。まぶたは両方同時に動かすのが自然な状態であるため、片目をつぶるともう片方のまぶたも力が入ってしまい、閉じ気味になってしまうからです。

自宅で行う視力検査は簡易的なものではありますが、だからこそ工夫で正確さを上げられる部分はしっかり把握して対処するようにしてください。

自宅で視力検査表を使う場合、ほかにもいくつかの注意点があります。

まず、ダウンロードした用紙はたいてい、どのサイズの紙に印刷するか指定があります。またその際、拡大・縮小などは行わず実寸大で出力する必要があります。

これは視力検査表の記号のサイズで視力を数値化する都合上、この大きさが変わってしまうと検査結果に影響が出るからです。

また印刷の精度にも注意が必要です。できるだけクリアに印刷し、インクのごみなどがつかないよう注意してください。

せっかく視力検査表をダウンロード・印刷しても、出力時に印刷が荒れてしまうと全体が見づらくなり、正しい視力の数値を測ることができません。

距離にも注意が必要です。視力検査表は種類ごとに、ランドルト環であれば5mの距離から、Eチャートは6mの距離から見ること、と決まっています。

ダウンロードする用紙によってはご家庭でやりやすいようもっと短い距離から検査ができるよう調整されている場合もありますが、それでもたいてい3m以上は距離を開ける必要があります。

指定された距離が守られていないと、正しい数値が出ない原因になるので注意してください。

視力検査表を用いて自身の視力を数値化したら、それをもとに今後どうするかを考えることができます。

低いようであればメガネやコンタクトレンズといった矯正器具の制作が必要になるかもしれませんし、そこまででなないけれど下がり気味ということであればこれ以上下がらないよう生活習慣の見直しが必要です。

もちろん、すでに矯正器具を検討するほど視力が下がっている場合でも、それ以上の視力低下を防ぎ、できるだけその時点での視力を維持するために生活習慣の見直しは有効です。

視力維持のために最も取り入れやすいのは眼精疲労を防ぐことでしょう。特に現代人はデスクワークやスマホで目を酷使しがちなので、意識的に目を休める時間を作る必要があります。

また、ブルーライトをカットするカバーやメガネを使用したり、定期的に外を見たりホットアイマスクなどで積極的に疲労を緩和させるようにしたりと、できることはたくさんあります。

さらにより積極的な眼精疲労回復には「目リライト」を利用することもお勧めします。「目リライト」は眼をリラックスさせ眼精疲労を取り除くサロンです。

専用の機械でしっかり眼精疲労を回復させてくれるので、疲れを溜めないようにするためにも時々通うことをお勧めします。

予約はHPから簡単に行うことができますので、ぜひ1度試しに行ってみてください。


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